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桐生、向かい風でも10秒08!室伏塾で体幹強化「全部が新鮮」/陸上

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向かい風0・5メートルで10秒08をマークした桐生(手前)。上々のシーズン滑り出しとなった   陸上・出雲大会(23日、島根県立浜山公園陸上競技場)男子短距離の桐生祥秀(21)=東洋大=が、今季の国内初戦として招待選手による100メートルに2度臨み、向かい風0・5メートルの2回目に10秒08をマークした。日本選手初の9秒台突入は持ち越しとなったが、向かい風の条件下では自己最速。追い風1・1メートルの1回目は10秒11だった。次戦は29日の織田記念国際(エディオンスタジアム広島)を予定し、山県亮太(24)=セイコーホールディングス=らとともに臨む。

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 島根・出雲市中心の穏やかな丘陵地帯にある大自然に囲まれたトラックで、桐生が100メートルを駆け抜けた。10秒08。日本選手初の9秒台は持ち越したが、向かい風の条件下では自己最速タイムで、今季の国内初戦を飾った。

 「追い風が吹いてくれよ、と思いました。(10秒)0台がコンスタントに出せるようになっているのは、成長です」

 オフシーズンに強化してきた60メートルから終盤にかけての加速で一気に飛び出すと、2位に0秒33の大差をつけてゴールした。1回目は力んで上体が反る悪癖を露呈したが、2回目は脱力して腕を振って修正。「トップスピード(の走り)に自信がついてきた」。先月中旬に豪州での記録会でも10秒04をマークしており、手応えは確かだ。

 昨年11月から週に1度のペースで、アテネ五輪男子ハンマー投げ金メダリストの室伏広治氏(42)から指導を仰ぐ。自ら志願し、室伏氏が教授としてスポーツにおける体のメカニズムを研究する東京医科歯科大(東京・文京区)に通い、約2時間トレーニング。「(指導内容は)全部が知らないこと。新鮮で面白い」と桐生。ハンマー投げの動きによる体の軸の強化でフォームが安定し、好調につながっている。

 専門家のデータでは仮に無風の状態でもタイムは10秒03~04台だった。「向かい風でも9秒台を出せないと世界と戦えない」。次戦は29日の織田記念国際。前人未到の領域に、一番に足を踏み入れるつもりだ。 (鈴木智紘)

★桐生の今後

 桐生の国内第2戦は、29日の織田記念国際の予定。100メートルで日本選手初の9秒台突入を争うライバル、山県亮太(セイコーホールディングス)と顔を合わせる。10秒01の自己記録を持つ桐生は「(10秒03の自己記録を持つ)山県さんとの勝負になる。ベストを狙いたい」と気合十分。その後は、5月3日の静岡国際への出場を予定している。

桐生 祥秀(きりゅう・よしひで)

 1995(平成7)年12月15日生まれ、21歳。滋賀・彦根市出身。彦根南中で陸上を始め、京都・洛南高3年時の2013年、織田記念国際で100メートル日本歴代2位の10秒01をマーク。卒業後は東洋大へ進学。1年時の14年、世界ジュニア選手権銅メダル。3年時の16年には、日本学生個人選手権で自身2度目となる10秒01を記録。リオデジャネイロ五輪で400メートルリレー銀メダル。1メートル75、68キロ。

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