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チリ戦中止の森保ジャパン…宿舎周辺で散歩&青空ミーティングを実施

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チリ戦中止の森保ジャパン…宿舎周辺で散歩&青空ミーティングを実施  9月6日未明に発生した平成30年北海道胆振東部地震が北海道全域に大きな影響を及ぼしている現状を受け、日本サッカー協会は7日に札幌ドームで予定されていたチリ代表とのキリンチャレンジカップサッカー2018の中止を発表。ロシアで果たせなかったベスト8進出を目指してスタートするはずだった森保一新監督のチームが、想定外の事態に見舞われてしまった。

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 午前3時半、大きな揺れに選手たちも目を覚ました。代表スタッフは選手たちの安否を確認するべく、宿舎の部屋をノックして回る。その後、低層フロアの食事会場に集合した選手たちは、午前5時頃まで余震に備えて避難を続けたという。

 一夜明けた6日、同日に予定されていた練習がキャンセルとなり、夕方にはチリ戦の中止が発表。代表選手たちは宿舎の周辺を指揮官を含むチーム全員で散歩し、近くの公園で青空ミーティングを行った。

 宿舎に戻った槙野智章(浦和レッズ)は「(ホテルの部屋が)上層階だったので、とにかくすごく揺れました。試合ができないのは心苦しいですが、何より日常生活を取り戻すことが大事。ホテルで働く皆さんも含めて、自分の生活がある中で、僕たちに時間を割いてくれていることに感謝しなければいけないと思う。台風でも大きな被害がありましたし、とにかく日常生活を取り戻して、北海道の皆さんと日本中に元気を与えることがこれから僕たちにできることだと思う。時間をしっかりと有効に使って、皆さんにそういうメッセージを伝えていければ」と神妙な面持ちで語った。

 ■指揮官は気丈に

 森保一監督は「まずは大地震で犠牲になられた方々のご冥福をお祈りしたいと思いますし、まだ行方不明になられている方々もいますので、無事に生存確認されることを願っています」と被災地への想いを口にした。初戦の中止に関しては「残念ですけど、自然災害には太刀打ちできない。こういう想定外のことも受け入れながら、そのときに一番大事なことをやっていって、その次につなげていきたい。選手たちもいろいろな思いを持っていると思うので、今日は特にチームとしてミーティングをする予定はないです。彼らの様子を見ながら、必要なことを伝えて、働き掛けていきたいと思います」と話している。

 札幌でのチリ戦は中止となったが、大阪で予定されているコスタリカ戦は貴重なテストマッチの機会。森保監督は「もちろん試合はやりたい。選手たちもそのために準備してやってきていますし、海外組も遠くから来てくれた。監督としても選手のパフォーマンスを見たいですし、今後のチーム作りを進めていけるように試合ができればありがたい」と先送りに形になってしまった初陣の開催に意欲を見せた。もちろん、すべてが希望どおりになるわけではないことも理解している。「こればかりは自分たちがコントロールできる問題ではないので、与えられた環境の中でやっていくということ。その中でベストを尽くして、最善を尽くしてやっていきたい」とも説明した。

 6日は新千歳空港が終日閉鎖となっており、7日以降の運用再開も未定。チームスタッフによると、日本代表は現時点ではスケジュールどおりに大阪へ向かう予定になっているとのことだが、空港の状況次第では移動や練習等のスケジュールに影響が出る可能性も十分に考えられる。指揮官は「すべてをサッカーに照らし合わせて言うのはどうかと思ったんですが」と前置きしながら、「試合でも想定外のことは起こる。臨機応変に落ち着いて解決して、乗り越えていくことが必要」と努めて前を向いた。(Goal.com)

 取材・文=青山知雄

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