新たな“聖地”釜石鵜住居復興スタジアムお披露目 開場イベントに満員6530人 - SANSPO.COM(サンスポ)

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新たな“聖地”釜石鵜住居復興スタジアムお披露目 開場イベントに満員6530人

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釜石鵜住居復興スタジアムのオープニング記念試合で、釜石SWとヤマハ発動機が対戦。約6500人が震災からの復興を象徴する会場の第一歩を見守った (撮影・蔵賢斗)  リポビタンD釜石鵜住居復興スタジアムオープニングDAY(19日、岩手・釜石鵜住居復興スタジアム)ラグビーの2019年W杯日本大会に向けて唯一新設されたスタジアムの開場イベントが行われ、「リポビタンDメモリアルマッチ 釜石SWvsヤマハ発動機」はトップリーグのヤマハ発動機がトップチャレンジの釜石SWに29-24で勝った。ともに日本選手権7連覇の金字塔を成し遂げたチームの往年の選手による「リポビタンDレジェンドマッチ 新日鉄釜石OBvs神戸製鋼OB」も行われ、満員6530人の観衆から盛んな拍手が送られた。

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 釜石SWがチャンスを迎えるたび、バックスタンドと両ゴール裏で20本近い大漁旗がはためく。ラグビーの町・釜石にW杯がやってくることを選手もファンも実感した。

 「試合に負けたことは悔しいが、いろいろなことがあってこの日を迎えられた」

 釜石SWの桜庭吉彦監督(51)は、満員のスタンドを感慨深そうに見上げた。

 鵜住居(うのすまい)地区は2011年3月の東日本大震災による津波などで死者・行方不明者約600人を出し、釜石市内でも被害が大きかった場所だ。しかし、鵜住居小と隣接する釜石東中の児童らは日ごろの防災教育のたまもので、標高約30メートルの高台まで避難。学校の建物は水没したが、約600人の児童に犠牲者は出なかった。この学校の跡地をかさ上げしたところにスタジアムが建てられている。

 震災3カ月後に釜石SWと試合を行うなど、復興を支援してきたヤマハ発動機の清宮克幸監督(51)は「『釜石』は日本のラグビーを愛する人みんなが大切にしている言葉。この場所にあたたかい緑の芝生の素晴らしいグラウンドが建てられて、言葉にできない」と感激した。

 来年のW杯では1次リーグD組のフィジー-ウルグアイ(9月25日)、同B組のナミビア-世界最終予選勝者(10月13日)の2試合が行われる。スタジアムはメイン、バックに各3000席、両ゴール裏に各2000席の仮設席が新たにつくられて約1万6000人収容となり、さらに威容を誇る姿に変わる。 (田中浩)

疲労のためこの日は出場しなかったヤマハ発動機・元日本代表FB五郎丸歩「開放感があって、前向きになれるスタジアム。このスタジアムでのW杯が成功しなければ、日本で開催する意味がないと思う」

日本ラグビー協会・森喜朗名誉会長「ここに立てたことは私にとって生涯の大きな財産になった。来年はここに世界中の人が集まるのを楽しみにしたい。やっぱり釜石はすごい。半端じゃない」

★本番は3倍の観衆

 この日はJR新花巻駅、盛岡駅、いわて花巻空港からそれぞれ直通バスが運行されたほか、約7キロ離れた市の中心部からはシャトルバスも出て、観客の輸送に大きな支障はなかった。来年の本番は3倍近い1万6000人の観客が予想される。関係者は「男子トイレに列ができるなど、3カ所では足りない」などと課題を見いだしていた。

釜石鵜住居復興スタジアム

 19年W杯会場で唯一新設され、昨年4月に起工、今年7月末に完成した。所在地は岩手県釜石市鵜住居町第18・19地割。収容人員は約1万6000人で、W杯後は仮設席を撤去して約6000人収容となる。総事業費約39億円。ピッチには横ずれしにくくメンテナンスも容易な、天然芝とファイバー繊維を合わせた「ハイブリッド芝」を用いている。

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