さあメダルラッシュへ!高木美が10日出陣「日本にいい流れ呼び込みたい」/スピード - SANSPO.COM(サンスポ)

さあメダルラッシュへ!高木美が10日出陣「日本にいい流れ呼び込みたい」/スピード

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高木美が日本勢メダル第1号を狙う。9日は本番会場で軽めの調整を行った(撮影・納冨康)  スピードスケートは10日、江陵(カンヌン)オーバルで競技を開始。初日の種目、女子3000メートルには高木美帆(23)=日体大助手=らが登場する。史上最強とうたわれる日本女子の先陣を切る中長距離のエースには、日本選手団にとって今大会初メダルの期待がかかる。日本が過去の五輪でメダルを取ったことのない種目で表彰台に上がり、勢いをつける。

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 さあ、出陣だ。決戦を翌日に控えた9日、高木美は本番会場で最後の調整を行った。終始穏やかな表情で、ともに出場する菊池彩花(30)=富士急、佐藤綾乃(21)=高崎健康福祉大=と軽めに滑り、序盤の加速の加減などを確かめた。

 「五輪が近づいているという実感と、どこかですぐそこにあるというのが信じられない、複雑な気持ち」

 報道陣の取材には応じなかったが、日本オリンピック委員会(JOC)を通じて出したコメントで、心境を表した。

 8年前、バンクーバー大会にスピードスケートの五輪史上最年少(15歳)で出場も、1000メートルは完走者中最下位の35位、1500メートルは23位。4年前のソチ五輪は代表選考会でまさかの落選に終わった。「五輪の悔しさは五輪でしか晴らせない」。この4年間、その思いで雪辱を目指してきた。

 今季は得意の1500メートルでW杯4戦全勝。日本が不得手としてきた3000メートルでも、12月に日本選手初優勝を果たした。絶好調で迎える雪辱の場。まずは3000メートルで表彰台に上がり、日本女子初の金メダルが期待される12日の1500メートルにつなげたい。

 レースは全12組。高木美は11組で、昨季の世界距離別選手権同種目銅メダルのアントワネット・デヨング(22)=オランダ=と同走する。前回覇者のイレイン・ブスト(31)=オランダ=らライバルは多いが「メダルを取ることで、日本にいい流れを呼び込みたい」と、切り込み隊長役の自覚も十分だ。

高木 美帆(たかぎ・みほ)

 1994(平成6)年5月22日生まれ、23歳。北海道幕別町出身。5歳でスケートを始める。札内中3年のとき、日本スピードスケート史上最年少で2010年のバンクーバー五輪に出場。昨年12月のW杯アスタナ大会で1000、1500メートル優勝。同月の全日本選手権では、全4種目制覇で初の総合優勝。帯広南商-日体大-日体大助手。1メートル64、58キロ。

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