柳沢伸祐、巣ごもり効果で完全V 3カ月半遅れ開幕戦“完走”…シニアツアーが刻んだ大きな一歩 - SANSPO.COM(サンスポ)

柳沢伸祐、巣ごもり効果で完全V 3カ月半遅れ開幕戦“完走”…シニアツアーが刻んだ大きな一歩

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柳沢は優勝賞金500万円のボードを手に、かぶとをかぶって笑みを浮かべた(日本プロゴルフ協会提供)  新型コロナウイルス感染拡大の影響で約3カ月半遅れて開幕した今季ツアー初戦。首位から出た柳沢伸祐(54)=アビバHD=が6バーディー、1ボギーの67と伸ばし、通算13アンダーでツアー3勝目を飾った。レギュラーツアー20勝の谷口徹(52)=フリー=は通算9アンダーで4位。男女ツアーを含む国内大会では今季初めて観客を入れて行い、この日は539人が来場した。

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 最終18番(パー4)。グリーン周りで多くの観客が視線を送る中、ゴルフ界の大きな“一歩”を柳沢が締めくくった。

 「今年はだんだん試合がなくなって、このままなくなるんじゃないかと思った。特別な3勝目」

 前日は1イーグル、6バーディーと絶好調で単独首位発進。この日も6つのバーディーを奪う安定感を発揮し、2位に3打差をつけて圧勝した。

 自粛期間中は周りの目が気になってゴルフをほとんどできなかったといい、ランニングさえやりづらさを感じた。運動不足で体重が5キロ増えたが、練習量が減ったことで持病の腰痛が軽減されて体調は良好。約1カ月前に開催が決まって「元気が出た」。心身ともに万全の状態だった。

 国内ツアーでは今季初の有観客試合。2日間で計862人が足を運んだ。観客の入場口にはうがい用の次亜塩素酸水やサーモグラフィーが置かれ、マスクやフェースガード、ビニール手袋が無料配布。選手にはPCR検査も実施した。

 徹底した感染予防で混乱なく初戦を終了。日本プロゴルフ協会(PGA)の倉本昌弘会長は「改善しなければならないことも見えてきたので、次戦までに改善したい。もっと安全にプレーできて、ギャラリーが安心して見られる環境を整えないといけない」と一層気を引き締めた。

 次戦は8月21-23日の「プロゴルファー誕生100周年記念・ISPSシニア」(群馬・赤城GC)。柳沢は「試合数が減っているので、賞金ランキング1位になるチャンスもある」と笑顔を見せた。(八木拓郎)

柳沢 伸祐(やなぎさわ・しんすけ)

 1966(昭和41)年7月13日生まれ、54歳。埼玉・川口市出身。10歳でゴルフを始める。駿台学園高を経て92年に7度目の挑戦でプロテスト合格。レギュラーツアーでは未勝利。2016年にシニア入りし、17年「ISPSハンダカップ・フィランスロピーシニア」で初優勝。得意クラブはパター。182センチ、85キロ。

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