ジャンボアカデミー1期生・澤田が恩返しV!/フジサンケイジュニア - SANSPO.COM(サンスポ)

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ジャンボアカデミー1期生・澤田が恩返しV!/フジサンケイジュニア

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優勝者に贈られる「グリーンジャケット」を着た澤田(中央)はバンザイ!! 仲間に胴上げされた (撮影・戸加里真司)  TOMAS CUP 2018フジサンケイジュニアゴルフ選手権最終日(24日、千葉・ロイヤルスターGC=7034ヤード、パー72)首位に2打差の2位から出た澤田響(ひびき、18)=福井・北陸高3年=が1バーディー、2ボギーの73で回り、通算イーブンパーで初優勝を果たした。ツアー通算94勝を誇る尾崎将司(71)=セブン・ドリーマーズ・ラボラトリーズ=が主催する「ジャンボ尾崎アカデミー」の1期生。高校生活で結果が出なかった男が、ジャンボの教えで覚醒した。来年のプロツアー「フジサンケイクラシック」(山梨・富士桜CC)の出場権を手にした。

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 手が震えた。外せばプレーオフ、決まれば優勝の1・5メートルのウイニングパット。魂を込めたパーパットが、カップに吸い込まれる。高校生活で初の栄冠だ。

 「(かつて)師匠の名がついていた大会で勝てて本当にうれしい」

 師匠とは、4月から師事する尾崎将司。1988年に始まった大会は、ジュニアゴルフの普及、発展を目的に「ジャンボ尾崎杯フジサンケイジュニアゴルフ選手権」として始まった。名称を変えながら歴史を重ね、今年で31回目。ジュニアゴルフの夏のビッグイベントに成長した大会の生みの親であるジャンボの弟子が、平成最後の大会で輝いた。

 最大瞬間風速10メートルの強風が吹き、多くの選手が苦戦。その中で「運もあった。風に助けられた」と味方にした。6番(パー4)では、左から右OBに向かって強風が吹いたが、風に乗せてフェアウエーをキープ。残り140ヤードからの第2打をピン手前3メートルにつけてバーディーを奪取。「うまく対応できた」と安定したプレーに胸を張った。

 父・拓也さん(45)に勧められ、4月に開校した「ジャンボ尾崎ゴルフアカデミー」に参加。千葉県内の尾崎邸で、腕を磨く。故郷・福井から夜行バスに揺られること10時間。“ジャンボの教え”を求め、月5日程度、武者修行する。

 今大会でも教えが生きた。「体が起き上がる癖があるから、しっかり打ち込むように」とスイングにマッチしたウエッジ(58度)を譲り受けた。その一本はこの日も大活躍。9番(パー4)では、ピン左手前13ヤードからピンそば50センチにピタリと寄せパーセーブ。「手首がまだまだ硬いと駄目出しされます」と師匠仕込みのアプローチが生きた。

 高校生活で結果が出ず、苦しい時期があった。それでも、尾崎がメモ帳の表紙に記した「栄光の勝利は地味な忍耐にあり」の言葉が心の支えになった。「ツアーで10勝したい。ジャンボさんみたいになる。『ありがとうございます』はまだ早いです」。夢をかなえるまで、恩返しは終わらない。 (阿部慎)

 【主催】サンケイスポーツ

 【後援】日本ゴルフ協会、日本プロゴルフ協会、日本ゴルフツアー機構、日本ジュニアゴルファー育成協議会、関東ゴルフ連盟、千葉県アマチュアゴルフ協会、産経新聞、夕刊フジ、フジサンケイビジネスアイ、フジテレビジョン

 【特別協賛】リソー教育グループ(TOMAS)

 【協賛】ブリヂストンスポーツ、赤穂化成、丸富産業、江田工業

 【協力】ロイヤルスターゴルフクラブ

息子のプレーを見守った父、拓也さん「ジャンボさんの所に行くようになって自立した」

師匠の尾崎将司「響、この強風の中よく頑張ったな~。ウチにきたときは飛び抜けてすごいものを持っていたわけではなかったが、誰よりも努力することの大切さを理解して練習に励んでいたからね。自分が始めて30年以上も続くフジサンケイジュニアで(ジャンボ尾崎)アカデミー生が活躍したことは感慨深いし、歴史を感じる。いろいろな意味でいい優勝だった。これからもっと頑張れ」

★ジャンボ尾崎ゴルフアカデミー

 昨年11月に立ち上げ。今年3月末に初のセレクションが行われ、1期生として14人が合格した。参加年齢は4月2日に新高校1年生になった15歳から22歳までの男女。JGAハンディキャップ5以下、または大会での同等実績がある人に資格が与えられる。合格者は、プロ専用の280ヤードのドライビングレンジで、ジャンボ軍団とともに練習を行うことができる。毎月最低2回の練習参加が義務づけられ、練習場使用料として1回につき5400円、レッスン料は無料で行われる。

澤田 響(さわだ・ひびき)

 2000(平成12)年6月17日生まれ、18歳。福井県出身。9歳でゴルフを始める。15年「PGM世界ジュニア選手権 日本代表選抜大会 関西・東海予選」(15-17歳の部)で4位。得意クラブはドライバーで、平均飛距離は300ヤード。家族は、父・拓也さん(45)=会社員、母・知賀子さん(58)。1メートル75、78キロ。

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