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ニューリーダー誕生!奈紗、樋口以来40年ぶり日本女子OP連覇/国内女子

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40年ぶりとなるメジャー大会連覇を達成した畑岡は、優勝カップを抱え笑顔のV2サインを披露 (撮影・高橋朋彦)  日本女子オープン最終日(1日、千葉・我孫子GC=6568ヤード、パー72)首位から出た畑岡奈紗(18)=森ビル=が8バーディー、1ボギーの65と伸ばし、通算20アンダーで大会2連覇を達成。1968年から4連覇、76年から2連覇した樋口久子以来40年ぶり史上2人目の快挙となった。前週の「ミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープン」に続く2週連続優勝で、賞金2800万円と来季からの国内ツアーの3年シードを獲得した。

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 別次元の強さをみせた。畑岡は18番(パー4)でウイニングパットを決めてガッツポーズ。目標に掲げた「通算20アンダー」を達成し、国内女子最高峰の大会では40年ぶりの連覇を成し遂げた。

 「優勝争いで難しいのは相手が目の前にいて、意識して自分のプレーができないこと。それよりも通算20アンダーという明確な目標を決めて集中したのが良かった」

 国内女子ではトップクラスの平均250ヤードの飛距離を生かし、パー5のホールは2オン狙い。ティーショットをラフに落としてもアプローチのうまさでカバー。右ラフに入れた終盤17番は残り30ヤードの第3打をウエッジで40センチにつけバーディー。大会最多アンダーパーの通算20アンダー、同最少268ストロークをマークした。

 さらに18歳261日での優勝で国内メジャー2勝目の最年少記録を塗り替え、ツアー通算3勝目でも宮里藍が2004年に記録した18歳360日を更新した。

 畑岡の特長は、インパクト時に飛距離を出すため「跳ね上がって打つ」スタイル。米女子ツアーで世界ランク3位の飛ばし屋、レキシー・トンプソン(米国)と同タイプだ。今季参戦した米ツアーでは、初体験だった米国での生活や環境の違いからフォームを乱して苦戦を強いられた。

 だが今大会前に、昨年の米最終予選会でキャディーを務めた日本ゴルフ協会ナショナルチームのガース・ジョーンズ・ヘッドコーチが「少し跳び上がり過ぎている」とアドバイス。これを受けてフォームを修正。ショットの精度が高まった。

 今大会の優勝で来季からの国内ツアーの3年シードを獲得。来年も米ツアーに挑戦する意思が固まり、11月には米最終予選会に臨むが「これから私たちの世代が日本を引っ張っていくべきだと思う」と言い切った。同世代の海外選手が世界の舞台で活躍している姿に刺激を受けているからだ。

 その先に見据えるのが2020年東京五輪だ。「五輪のことを考えても、米ツアーで活躍している同世代と競り合えるようなプレーヤーになりたい。目指すのは? 金メダル」。そう宣言した18歳はさらなる高みを目指す。 (清野邦彦)

元世界ランク1位で2位に終わった申ジエ「期待される中で結果を出せる畑岡さんはすごい。スイングが速いしインパクトの音もいい。世界ランク1位になる可能性は十分にある」

71で回り通算10アンダー4位の鈴木愛「(畑岡の連覇は)うらやましい。なかなか2年連続、2週連続で勝てない。全てがそろっていないと勝てない」

69で回り通算9アンダー5位の柏原明日架「奈紗ちゃんのスコアを見てもそれだけの差があると思う。後輩やアマチュアの選手が上位で戦っているのを見て、自分も頑張らないといけないと思う」

同じく通算9アンダー5位の田仁智「(畑岡と)2日間プレーしたが、とてもショットが優れているし、落ち着いてプレーしている」

★丸山ヘッド期待の指名

 日本ゴルフ協会(JGA)のオリンピック強化委員会でヘッドコーチを務める丸山茂樹(48)が、畑岡を2020年東京五輪の女子日本代表候補に“指名”した。

 最終日の後半9ホールを観戦し「代表入りは十分に可能性がある。スイングもオンプレーンにのっているし、ポテンシャルは高い」と明言した。また、JGAは現役を引退した宮里藍(32)=サントリー=へ女子代表担当コーチ就任を要請する方針。“藍コーチ&エース奈紗”コンビの誕生に期待が高まる。

畑岡 奈紗(はたおか・なさ)

 ★生年月日 1999(平成11)年1月13日。

 ★出身地 茨城・笠間市。

 ★出身高校 茨城・ルネサンス高卒。

 ★名前 米航空宇宙局(NASA)に由来する。

 ★ゴルフ歴 母・博美さん(47)の影響で11歳から始める。2011年「茨城ジュニア」優勝、15年「世界ジュニア」、「関東ジュニア」優勝、16年「全米女子アマ」ベスト8、「IMGA世界ジュニア」優勝、「ネイバーズトロフィー女子」個人と団体2位、「日本女子アマ」2位など。

 ★飛距離など 得意クラブのドライバー平均は250ヤード。

 ★憧れの選手 中嶋常幸、宮里藍。

 ★趣味 ゴルフと映画鑑賞。プロ野球は巨人ファン。好きな選手は坂本勇人。

 ★家族 父・仁一さん(52)、母・博美さん、妹・利安(りあん)さん。

 ★サイズ 1メートル58、62キロ。

我孫子ゴルフ倶楽部

 18ホールが完成した1931(昭和6)年10月に開場式を行う。川に挟まれた台地と谷を巧みに利用した戦略性の高いコースで林由郎、佐藤精一、青木功、海老原清治らトッププロを多数輩出した。2012年にツーグリーンからワングリーンに改造。全長6912ヤード。

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