閉店のキャバクラが東京駅前に衣装など密かに投棄疑い 145キロ「面倒だった」 - SANSPO.COM(サンスポ)

閉店のキャバクラが東京駅前に衣装など密かに投棄疑い 145キロ「面倒だった」

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 東京都は12日、新型コロナウイルスの感染者が新たに222人報告されたと発表した。コロナ禍が収束の気配すらみせない中、その影響で閉店したキャバクラ店の衣装などを東京駅前の歩道に不法投棄したとして、警視庁生活環境課は同日、廃棄物処理法違反の疑いで、元経営者(46)=東京都江戸川区=ら男性5人と運営会社を書類送検した。全員が容疑を認め「面倒だったので捨てた」などと供述しているという。

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 問題の店は「Club 夢遊人(むゆうじん)」。書類送検容疑は、元経営者ら30~46歳の男性5人が4月25日午後6時10分頃、中央区八重洲1丁目の歩道上にピエロの衣装や照明器具など約145キロを捨てた疑い。

 同店は東京駅八重洲口から数分の場所にあった。客層はサラリーマンが多く、ワイシャツ姿の女性が接客するなどで、にぎわいを見せていた。

 “夜の街”新宿・歌舞伎町は6月以降、東京都の小池百合子知事が感染拡大の元だと名指しして客ががた減り。先月には警視庁や新宿区が店への立ち入りをするなど封じ込め策がとられている。

 しかし、もう一つの東京の顔、八重洲口周辺の「夜の街」では4月7日に緊急事態宣言が発令される前に、感染を恐れた客の足が途絶えていた。もともと八重洲1丁目は再開発で建物が立ち退くことになっており、同店も5月末までに退去予定だった。こうした事情からも早めに店を閉めることになり、3月15日に閉店した。

 その後、4月25日になって、元経営者が「ごみを捨ててこい」と元従業員らに指示。元従業員らは店から約100メートル離れた歩道上のごみ集積所に次々と運んだ。

 捨てられたのは衣装などのほか、冷蔵ショーケース、ハロウィーン用のかぼちゃのお化け型ちょうちん、丸椅子、クッション、棚、スタンドライト、サーキュレーターなど。「この頃は緊急事態宣言下で夕方でも人通りは少なく、それを見計らって台車で運んだようだ」と捜査関係者。

 ところが、5月1日になって地元住民が警視庁に相談。警視庁が調べると「投棄されていた衣装にクリーニング店のタグが付いたものがあって、そこには店名があった」(捜査関係者)。

 さらに周辺の防犯カメラ映像には、台車で運ぶ様子が写っていた。元従業員らは「面倒だったので早く作業を終わらせて、家に帰りたいと思い捨てた」と供述しているという。捜査関係者は「この量なら5万円程度で処理業者に処分を頼めるのに」と話した。

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