性適合手術後も「軍人でいたい」韓国20代下士官、除隊決定へ争う姿勢 - SANSPO.COM(サンスポ)

性適合手術後も「軍人でいたい」韓国20代下士官、除隊決定へ争う姿勢

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性別適合手術後に韓国軍が除隊決定したことについて、涙を流しながら記者会見する下士官=22日、ソウル(聯合=共同)  韓国軍は22日、海外で性別適合手術を受けた後に女性として軍務を全うしたいとの意向を示していた20代の下士官に対し、軍の病院が男性器の損壊などを「心身障害」と診断したことを根拠に除隊決定を下した。下士官は記者会見し「最前線に残って国を守る軍人でいたい」と訴え、行政訴訟などで争う姿勢を示した。

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 韓国紙、中央日報によると、陸軍戦車部隊の下士官は昨年11月末から約2週間の休暇を取り、タイで性別適合手術を受けた。裁判所で性別変更の手続きも進めている。

 一方、軍は昨年7月の時点で下士官が自身の性別について苦悩していることを把握、手術を受けると軍務を続けられなくなる可能性があると伝えていたという。

 下士官は帰国後、軍の病院で「心身障害」と診断された。軍は下士官が身体を故意に傷つけて障害を引き起こしたとみなし、除隊させるべきかどうかを審査していた。

 下士官は軍服姿で記者会見に臨み、性別に悩みを抱えながらも「国のための犠牲」と考えて自分の気持ちを押し殺してきたと説明。耐えられなくなって所属部隊に打ち明けたときは「心が楽になった」と涙ながらに心情を吐露した。性的少数者への軍の差別的扱いを撤廃すべきだとも訴えた。(共同)

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