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【ヒューマン】元光GENJI佐藤アツヒロ、二刀流で光る40代

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佐藤アツヒロが主演を務め初めて演出を手掛ける舞台「Sa Ga THE STAGE~七英雄の帰還~」  元光GENJIの俳優、佐藤アツヒロ(45)が主演を務め、初めて演出を手掛ける舞台「Sa Ga THE STAGE~七英雄の帰還~」(埼玉・戸田市文化会館)が21日に開幕する。かつてのスーパーアイドルはいま舞台を主戦場に活躍し、10月に東京、大阪公演も控える新作で二刀流に奮闘中。がむしゃらに走った10代、生き方を模索した20代、舞台に打ち込んだ30代。そして40代の今、思うこととは-。(ペン・青森正宣、カメラ・蔵賢斗)

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 取り繕わない正直な言葉に、佐藤の実直さがにじみ出ていた。

 「やばいですね。演じるだけの時よりも5倍、いや10倍は疲れる。稽古の最初の頃は、アドレナリンで頭がぐるぐるして、寝れなかった」

 主演し、演出に初挑戦する舞台「Sa Ga THE STAGE~七英雄の帰還~」の稽古が8月上旬からスタート。二刀流の苦労を思ったまま口にした。

 演出家として、稽古前には俳優陣に殺陣をつけ、6時間の稽古後には打ち合わせにも参加。「自分の役を作っていく“1人稽古”の時間がない」ときりっとした目を細めて苦笑した。

 これまで50作以上の舞台に出演し、ジャニーズ事務所のジャニー喜多川氏(86)をはじめ、鴻上尚史氏(60)や劇団☆新感線のいのうえひでのり氏(58)ら多くの演出家と出会った。45歳の新人演出家は「いいとこどりしてます」とアツヒロ流を模索中。充実した日々を送るが、これまでの芸能生活30年は山あり谷ありだった。

 中学1年の夏休みに姉が履歴書を送ったことがきっかけでジャニーズ事務所入り。「(東京・原宿にあった)合宿所のファミコンがどうしてもやりたくて、ダンスレッスンに通うことになった」となつかしんだ。

 次第に歌やダンスも楽しくなった佐藤少年は、光GENJIの最年少メンバーに選ばれ、事務所入りからわずか1年後の1987年8月に「STAR LIGHT」でデビュー。グループはローラースケートをはき、バック転もこなすアクロバチックなパフォーマンスで爆発的人気に。「ガラスの十代」「パラダイス銀河」などヒット曲を連発し、88年にはシングル年間売り上げトップ3を独占するなど、まさに時代の寵児となった。

 しかし、94年に大沢樹生(49)と佐藤寛之(47)が脱退し、95年にグループは解散。「僕は続けたかった」と当時を振り返った。

 22歳でソロで音楽活動を始めたが「めちゃめちゃ不安だった。世間は『光GENJIはもう古い』と。だから、“じゃない”ことをしようと思った」とローラースケートを封印。ロックスタイルを目指したものの「ファンの方がどんどん減って…。どうしていいかわからなかった」と迷走した。

 芸能界で生きる道を模索する中、26歳のとき、「ララバイまたは百年の子守唄」で舞台初出演。「真剣で温かくて、学校みたいにみんなで稽古して。その空間が心地よかった」。居場所を見つけた瞬間だった。

 舞台にシフトチェンジする中、後輩グループのSMAPやTOKIOが台頭。「僕は彼らと同世代で、たまたまデビューが早かっただけ。どんどん売れてうらやましかったけれど、焦りはなかった。僕も頑張らなきゃと」と刺激を受け、「『解散したら何もなくなる。絶対続けた方がいいよ』と伝えた」とアドバイスしたという。

 30代は舞台漬け、そして、今-。「40歳を迎えたときに、自分の好きなこと、ローラースケートとかファンの喜ぶことをやりたいと思った。まだ、50代の自分は想像できない。とりあえず48歳まで頑張ってから考えようと思います」。

 そう語る目は力強かった。

★理想の女性「楽しくて楽な人」

 独身の佐藤は今作で、谷口あかり(35)演じる女性との切ない恋愛模様も演じる。自身の結婚については「相手がいたら考えます」と仕事に集中したい様子。理想のタイプは「楽しくて楽な人がいいです」と語った。

佐藤 アツヒロ(さとう・あつひろ)

 本名・佐藤敦啓。1973(昭和48)年8月30日生まれ、45歳。神奈川県出身。86年にジャニーズ事務所入り。87年に光GENJIのメンバーとして、「STAR LIGHT」でデビュー。88年に「パラダイス銀河」で日本レコード大賞を受賞し、NHK紅白歌合戦には88年から6年連続で出場。95年9月にグループが解散後、同年12月に「RISKY LOVE」でソロデビュー。2000年以降は主に舞台俳優として活躍中。1メートル68。

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