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高座とはまた違った魅力 春風亭昇太師匠の癒やしの歌声/芸能ショナイ業務話

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舞台「船上のカナリアは陽気な不協和音」の公開稽古を行った前列左から渡辺正行、小林幸子、三宅裕司、後列左から春風亭昇太、ラサール石井、小倉久寛、東貴博=5月31日  人気落語家×演劇。一体、どんな舞台になるのか、どうしても見たかった。6月中旬、取材でお世話になっている春風亭昇太師匠(58)が出演している「熱海五郎一座 東京喜劇 船上のカナリアは陽気な不協和音」の観劇のため、新橋演舞場に足を運んだ。

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 趣味のうちの一つでもあるという音楽のなかでも、ジャズをこよなく愛する師匠。今回は豪華客船を舞台に、演劇とミュージカルを合体させた喜劇で、幕が開くと乗客(役柄は天才外科医)の一人として登場。そしてビッグバンドの生演奏に乗せ、歌声を披露した。高座での噺とはまた違う独特のライブ感。やわらかな歌声に癒やされた。

 英語の歌詞でつづられたその曲名は「スマイル・ポイント」。オリジナル曲で、出演者のラサール石井さん(62)が「訳すと“笑点”じゃないか!」とつっこみを入れると客席は大爆笑。とにかく歌っている姿が楽しそうで、体を揺らしながら聴いている客席と舞台が一体化。一座を主宰する三宅裕司さん(67)がたたくドラムもカッコよく、心地いい空間が果てしなく広がった。

 感激の波は続く。今回のゲストが演歌界の大御所、小林幸子さん(64)。演歌歌手の千夜子役として演じた芝居はもちろん、華のあるドレスを身にまとってスタンダードジャズを歌いこなす姿が本当にすてきで、そして美しかった。

 終演後、余韻に浸りながら、物販ブースで先行発売されていた小林さんのCDを購入した。発売日は7月4日で、タイトルは「珠玉のジャズ/ポップス・スタンダード集アルバム『PINSPOT ~Sachiko’s Night Club~』」(3000円+税、ローソンエンタテインメント)。劇中で歌った「シング・シング・シング」をはじめ全11曲が収録されており、すてきな歌声をそのまま、お土産にした。

 その後、昇太師匠と会話をした。「初めて師匠の“生うた”を聴きました。とても楽しそうで、すてきでした」と感想をお伝えした上で「師匠はジャズのCDを出すプランなど、お持ちではないでしょうか?」と続けてみた。すると「ないよ。絶対、ないね」と大きく首を横に…。そこで「小林さんのCDを買いましたよ」と言ってお見せすると「あっ、いいなぁ。買ってきたんだ。うん。それが正解。大正解だね」。…だそうです。

 しかし、オリジナルの「スマイル・ポイント」は、また聴いてみたい1曲。劇中だけでは、もったいないです。例えば司会を務める「笑点」や落語会で、お披露目のチャンスを-。師匠、よろしくお願いいたします! (山下千穂)

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