【50歳オッサン記者 新人猟師日記(13)】射撃会で1ラウンド目はクレー18枚撃つも…練習は嘘をつかない  - SANSPO.COM(サンスポ)

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【50歳オッサン記者 新人猟師日記(13)】射撃会で1ラウンド目はクレー18枚撃つも…練習は嘘をつかない 

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ずらりと並んだ散弾銃  鉄砲所持者の多くは、おそらく「銃砲安全協会」なる親睦団体に入会する。“銃安協”は警察による組織ではないが、読んで字のごとく安全、適法な使用や保管を目的としたもの。

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 春の銃検査のほか特別な活動はないが、年に2度、所轄の担当警察官も顔を出す「射撃会」を実施している。だから「可能な限りは」と警察からも参加を促される。

 6月某日、千葉県内の射撃場。射撃はいわゆるクレー射撃で、その中にもいくつかの競技がある。「トラップ」は横に5つ並んだ射台で順番に計25枚のクレー(皿)を撃つもので、「スキート」は半円形の射台を移動しながら左右から出るクレーをこちらも25枚撃つ。

 いずれも五輪の主な競技だ。散弾銃も大まかにどちらかの競技向きがあり、最初に手にしたのは入門的なトラップ銃。

 さて久しぶりの1ラウンド目は18枚。「なんだ、やるじゃん、俺」とか思いながら実は不安もよぎる。いつも1Rが一番よくて、徐々に落ちていくのだ。

 やはり…。2Rは16、3Rはなんと12、最後の4Rはなんとか16枚。この日は日頃世話になっている銃砲店の射撃会も開催されていて、店の方に「欲を出して“もっといける”と思っちゃうからだめなんだよ。無欲でリズム感よく」とアドバイスされた。とはいえ、練習もしていないからまあまあ…か。

 われわれの会で“満射”が出た。ベテランの方で、前のラウンドは惜しくも1枚外していた。次々とヒットし、周囲に人が集まってきた。緊張感が走るなか、最後の1枚も見事的中すると拍手が起こった。

 「やっぱり、練習だな」とため息をついていると、銃砲店の店主が現れた。「今度、うちの会でスキートもやってみなよ」とのお誘い。実は狩猟用の銃は構造上トラップには不向き。スキートはどちらかというと、鴨撃ちのイメージにも近い。シーズン前に、今度チャレンジしてみよう。

 某日。都内で行われたワークショップに参加した。東海地方のある県で、地方の活性化と移住を主なテーマにしたもので、30代の若い世代が中心となって活動しているという。

 実は興味があったのはその中で狩猟と食肉で起業した方。散会後にほんの数分だけだったが、ドローンを使った狩猟などなかなか興味深い話を聞いた。なにしろ高齢化が深刻な猟師の世界、また話を聞いてみたくなった。(不定期掲載)

芳賀 宏(はが・ひろし)

 1991年入社。オウム事件、警視庁捜査一課からプロ野球のベイスターズ、ヤクルト、NPB、2003年ラグビーW杯、06年サッカーW杯を担当した“何でも屋”。サンスポ、夕刊フジ、産経新聞で運動部デスクを務め、2016年夏から振り出しに戻って、一兵卒。同年に第1種狩猟免許取得。

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