【50歳オッサン記者 新人猟師日記(12)】鉄砲打ちの春の風物詩 年に1度の“召集令状”が今年も来た - SANSPO.COM(サンスポ)

試合
速報

【50歳オッサン記者 新人猟師日記(12)】鉄砲打ちの春の風物詩 年に1度の“召集令状”が今年も来た

更新

違法な改造はないか? 春は銃砲一斉検査の季節  “召集令状”は、もちろん今年もやってきた。

<< 下に続く >>

 「4月×日、○○警察署で一斉検査を行います。所定の用紙に必要事項を記入の上…」

 大きめの封筒の送り主は居住地の所轄警察署。春の風物詩ともいえる「銃砲全国一斉検査」は、銃を持つ者に課せられた年に1度の義務。競技用、狩猟用の散弾銃やライフル、空気銃はもちろん、建設用の鋲撃ち銃も検査の対象だ。

 許可証に記載の銃番号を照会、銃の長さなどを計測して違法な改造はないかを調べる。車検のようなものではあるが、最大の違いは、きちんと目的通りに使用しているかの確認だ。3年使用実績がなければ「眠り銃」として、許可取り消しの理由になる。

 昨年までは標的射撃、つまりクレー射撃用の1丁だったが、狩猟用を入手したため計2丁分の書類も書かないといけない。いつ、どこの射撃場で何発消費したか、狩猟には何度行ったか、残弾数を記入、銃をしまうロッカーの配置図と写真…。

 提出書類をそろえるも大変だが、警察署に銃を持ち込むのも大変なのだ。複数所有者が一度に持ちきれず、1丁を車に置いて検査会場に向かったことで「放置」とみなされ所持許可を取り消された例があるという。

 当日は6丁、7丁と所持しているベテランもいて、ゴルフの手引きカートのようなものに載せて持ち込んでいた。某署6階の会議室が検査場。開始の午前9時少し前に行くと、すでに3人が待っていた。銃砲安全協会に4000円の会費を支払い、記載内容の確認、計測を終えたら最後は面談。いつもお世話になっている担当の警察官で、話は早い。

 警察官「結構、猟に出てますね」

 記者「なかなか捕らえられませんけど…」

 警察官「きょうは仕事大丈夫でした?」

 記者「今からデーゲームに向かいます」

 警察官「それはご苦労さま。これで終了です」

 およそ20分。毎年のこととはいえ、これが終わるとホッとする。銃の扱いに関しては安全第一、法令遵守なのである。銃の許可を取るまでの苦労を考えたら、このくらいどうってことない。(不定期掲載)

芳賀 宏(はが・ひろし)

 1991年入社。オウム事件、警視庁捜査一課からプロ野球のベイスターズ、ヤクルト、NPB、2003年ラグビーW杯、06年サッカーW杯を担当した“何でも屋”。サンスポ、夕刊フジ、産経新聞で運動部デスクを務め、2016年夏から振り出しに戻って、一兵卒。同年に第1種狩猟免許取得。

ランキング

PR