【ヒューマン】山口紗弥加、デビューから連ドラ60本も主演は一度もなし - SANSPO.COM(サンスポ)

試合
速報

【ヒューマン】山口紗弥加、デビューから連ドラ60本も主演は一度もなし

更新

猛暑に負けず、TBS系「カンナさーん!」とNHK大河「おんな城主 直虎」の撮影に奮闘中の山口紗弥加。将来は主演としても活躍が期待できそう=横浜市青葉区  “名脇役”としてシリアスからコメディーまでこなす女優、山口紗弥加(37)がTBS系「カンナさーん!」(火曜後10・0)とNHK大河ドラマ「おんな城主 直虎」(日曜後8・0)で抜群の存在感をみせている。変幻自在の演技力を生かし、今年はすでに4本の連ドラに出演。デビュー当時はバラエティーに挑戦して挫折するも、旺盛なチャレンジ精神は健在で「いろいろな役を演じること自体が楽しい」と2作品の撮影に奮闘中だ。(ペン・山内倫貴、カメラ・菊本和人)

<< 下に続く >>

 「カンナさーん!」の撮影が行われる神奈川県内のスタジオ。夏の太陽がまぶしい気温30度以上の夏日だったが、大河と並行して撮影に臨む山口は元気いっぱいだった。

 「暑くて休みたい? ないですね~。本当にこの仕事が好きみたいで(笑)。私、昔から私というものがよく分からないから、とにかくいろんな役や人に触れて新しいことを知りたいんです」と無邪気に笑う。

 持ち前の旺盛な好奇心が原動力となり、1994年のデビュー以降、約60本の連ドラに出演。特に近年は引っ張りだこで、2015~16年はTBS系「コウノドリ」など10本、今年もすでにテレビ朝日系「女囚セブン」など4本をこなす。アラフォーになって“名バイプレーヤー”と呼ばれることに「うれしいですが、地味に出ています」と照れ笑いした。

 18日放送の初回で平均視聴率12・0%と好スタートを切った「カンナ-」では、アパレル会社に勤務するあねご肌のキャリアウーマンを好演。無鉄砲な部下でバツイチのシングルマザー、カンナ(渡辺直美)を公私にわたり指導する。

 一方、大河では女城主、直虎(柴咲コウ)が家督を継いだ井伊家のために、控えめながら信念を持って尽力する戦国時代の女性を演じている。

 コメディーと時代劇の同時撮影について「切り替えの難しさは感じないですね」と説明。「役作りはしますが、自分だけで役を作るという意識はなく、共演者との関係性で役は形作られていくと思っていて。現場にポンと入るとその役になっちゃうんです」と根っからの演技派だ。

 「カンナ-」で初共演となる渡辺とは仲良しで、25日の第2話で放送される倉庫内での演技を振り返り、「室内は暑くてサウナ状態だったのですが、疲れた人を楽しい話で盛り上げるんですよ。それで自分は踊ったり、長ゼリフを言ったり。本当に尊敬しています」と感謝した。

 山口が渡辺をリスペクトする理由には、1999~2001年までフジ系「笑っていいとも!」にレギュラー出演した際の“苦い経験”もある。

 当時は勝俣州和(52)や笑福亭鶴瓶(65)らと共演。デビュー5年のころでアイドル女優として人気だったが、トークで盛り上がる生放送では「ただ笑うのが精いっぱいで、何もできない自分が悔しくて、情けなかった」と吐露。

 さらに信頼していたスタッフから「バラエティーのイメージがあると女優では使いにくい」と指摘され、「自分の幅を広げるために挑戦したのに、結果的に自分の首を絞めていることに気づいて悩みました」と苦悩の日々を語る。

 その挫折がきっかけで女優一本にしぼる覚悟ができた。一方、「芸人さんは高度な技術を持った表現者だとずっと思っていた。それで直美さんの心遣いに感激したのかも」と“大切な経験”にもなっている。

 「現場で感じるその感激で元気になれる」と率直に語るが、意外にも主演作はない。いつか主役をやりたい?と聞くと、「必要とされるならばぜひ」と意欲を見せるも、「それより次は『アラフォー女性の実像』みたいな役をやりたい。普段は私もデニムとか楽な服装で汗をかきながら歩いているし」と“立場”より役柄にときめいてしまう。

 「いろんな役をやってもゴールがないから続けたい」と笑顔。近年は松重豊(54)、吉田鋼太郎(58)ら遅咲きの名バイプレーヤーたちが主役を張っている。純粋に演技を愛する山口が“ど真ん中”で演じる日も遠くはない。

★銭湯と青汁でストレス解消

 ストレス解消法について山口は「銭湯が好きで、温泉が出るところに行きます。悪いものが全部お湯に溶け出して、生まれ変われる感じが最高なんです!」とお茶目に笑う。さらに「お風呂上がりはキンキンに冷えた青汁がおいしい」と幸せそうに語る。結婚については「『ご縁があれば』という感じですが、今は相手がいないですし…。当面は仕事、がんばります」と“キャリアウーマン”を目指す!?

山口紗弥加(やまぐち・さやか)

 1980(昭和55)年2月14日生まれ、37歳。福岡県出身。94年のフジテレビ系「若者のすべて」で女優デビュー。同局系「笑っていいとも!」などバラエティーにも出演し、98年には「BABY MOON」で歌手デビュー。2003年に「オイル」(作・演出、野田秀樹)で初舞台。以後、16年のフジ系「ラヴソング」など話題の連ドラに多数出演。趣味は料理、編み物、釣り。1メートル58。

ランキング

PR