【甘口辛口】トヨタ自動車が示した先端技術都市 この壮大な実験が約30年後の未来にどう関わるのだろう - SANSPO.COM(サンスポ)

【甘口辛口】トヨタ自動車が示した先端技術都市 この壮大な実験が約30年後の未来にどう関わるのだろう

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 ■2月26日 街中ではハイブリッド車(HV)に混じって少しずつ電気自動車(EV)が目に付くようになった。ところが環境に優しいこのEV、懐には優しくない。カタログを見ると200万円以上で、100万円前後から買える軽ガソリン車に比べ高いこと。半値ぐらいの軽EVでも開発してもらわないとなかなか手が届かない。

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 昨年10月に菅首相が所信表明演説で「2050年までに温室効果ガス排出量実質ゼロ」を掲げた。12月には経産省が2030年代半ばに全新車をHV、EVなど電動車にする目標の方向で調整していることが明らかに。地球温暖化対策には二酸化炭素(CO2)排出削減が不可欠でガソリン車がターゲットになった。

 世界の流れはエンジンとモーター兼備のHVよりEVに見える。しかしEVを動かす電力は、日本では福島の事故以来原子力は厳しく7割以上は火力。全車EVなら排出しない代わりに発電増分のCO2が増えるとの意見もある。環境、雇用、開発…さて日本はHVとEVをどう進めるのか。エネルギー政策も絡み複雑だなぁと思っていたら、トヨタ自動車が今週次元が違う世界を示してくれた。

 静岡の東京ドーム約15個分の土地に先端技術都市「ウーブン・シティ」建設を着手した。昨年1月に構想発表。将来住人2千人以上を想定し自動運転、人工知能(AI)などを活用した実験を行う。数年前から話題の自動運転車も怖くて公道では無理というイメージだったが、限定地域の特別な道路なら検証できる。もちろんEVで電力は太陽光や燃料電池だ。この壮大な実験が約30年後の未来にどう関わるのだろう。それとともに廉価な電動車もお願いしますね。(宮本圭一郎)

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