【甘口辛口】ラグビー早慶戦の一方的な対戦成績に驚き ガムシャラでいちずな慶大をもう一度見たい - SANSPO.COM(サンスポ)

【甘口辛口】ラグビー早慶戦の一方的な対戦成績に驚き ガムシャラでいちずな慶大をもう一度見たい

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 ■11月25日 ラグビーの早慶戦は1922(大正11)年の11月23日に第1回が行われ、慶大が14-0で勝った。試合日を決めたのは早大マネジャーの中村元一で、当時の中央気象台(気象庁)で調べ一番雨の少ないことで「新嘗祭」の祝日だったこの日に固定された。以来100年近くたち今年も好天の下で97回目が行われた。

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 勝ったのは早大。左へ右へと大きくボールを動かす伝統の「ゆさぶり」で効果的に攻め22-11で開幕6連勝とした。コロナ禍での準備不足もあってか開幕から格下の青学大、立大にてこずり雲行きは怪しかったが、試合ごとに精度をあげ、きっちり仕上げてきたのはさすがといえる。

 それにしても…。これで早大の70勝20敗7分けという一方的な対戦成績は驚きであり残念でもある。「打倒早大」に慶大も健闘し、前に出るディフェンスと伝統の低いタックルで苦しめたが及ばなかった。1分けを挟んで9連敗。この先勝ち続けても追いつくのが50年後とは、ため息しかない。

 1872年に始まった英国の「バーシティーマッチ」オックスフォード大-ケンブリッジ大は138試合でオ大60勝、ケ大64勝(14分け)と見事に拮抗(きっこう)している。ライバル同士、伝統の対抗戦とは本来こうあるべきものだろう。創部100周年の1999年、故上田昭夫監督が率いて大学日本一になったときのガムシャラでいちずな慶大をもう一度見たい。

 対抗戦の優勝がかかる12月6日の早明戦は早大54勝、明大39勝(2分け)。早大が負け越したことは一度もないが、伝統の一戦らしく最近は大学選手権を含め勝ち負けを繰り返している。「タテの明治、横の早稲田」。今年も楽しみが待ち受ける。(今村忠)

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