【甘口辛口】飛び込みに現れた新星、玉井陸斗 夏季五輪出場すれば日本人最年少記録 - SANSPO.COM(サンスポ)

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【甘口辛口】飛び込みに現れた新星、玉井陸斗 夏季五輪出場すれば日本人最年少記録

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男子高飛び込みで史上最年少優勝を果たした12歳の玉井(中央)=4月21日、東京辰巳国際水泳場  ■4月23日 飛び込みという地味な競技に、とんでもない新星が現れた。21日の日本室内選手権の男子高飛び込みで初優勝した玉井陸斗。兵庫・高司中1年生、まだ12歳というから驚きだ。前宙返り4回転半抱え型など高難度の技を6本そろえ、国際主要大会8位がめどの463点を11・25点上回る高得点をたたき出しての圧勝だった。

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 3歳から水泳を始め小1のとき飛び込み教室を体験してはまった。高飛び込みは本格的に始めて1年足らずで日本一になった。143センチ、36キロと中1としては小柄な方だが、日本水連の伊藤正明飛び込み委員長は「体幹がトップレベルと同じほど鍛えられていて、ひねりに生かされている」。

 飛び込みにはもう1種目、板の弾性を利用する板飛び込みがある。こちらは体重が軽いと板の使いこなしが難しいそうで前日の3メートル板飛び込みでは玉井は9位。同種目で優勝した寺内健(38)は過去5回の五輪出場を誇り玉井が尊敬する“レジェンド”だが、はじめはやはり高飛び込みを得意としていた。

 日本の飛び込み人口はシニアの愛好家を含め約700人と寂しい。最高10メートルの高さから時速50キロほどで飛び込むだけに「技が高度になると怖くなってやめる子もいる」と伊藤委員長。そんな超マイナー競技にも“孝子顕(あらわ)る”で「東京五輪は一番の目標。夢は五輪のメダル」と玉井は言い切る。

 年齢制限で12位以内なら東京五輪内定となる7月の世界選手権は出場できないが、9月のアジア杯や来年のW杯が五輪につながる。出場すれば13歳10カ月で夏季五輪の日本人最年少記録。東京五輪の入場券抽選申し込みは5月9日に始まるが、飛び込みの日程も要チェックだろう。 (今村忠)

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