【甘口辛口】弓子さんのおにぎりエピソードで孤高の武士のようなイチローに親しみ - SANSPO.COM(サンスポ)

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【甘口辛口】弓子さんのおにぎりエピソードで孤高の武士のようなイチローに親しみ

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 ■3月23日 私事で恐縮だが、家族と遠出をするとき、おにぎり作りを担当する。両手に塩水をなじませ、熱々のごはんを握り、具は塩鮭、梅干し、しょうゆをかけたカツオ節を一緒にしたものと決めている。のりでくるみ、少し冷めたらラップに包んで完成。しなっとしたのりが香ばしくて、青空の下で風に吹かれながら食べるのは最高だ。

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 たかがおにぎり、されどおにぎり。日本古来の食文化の一つでもあり、普段はもっぱらコンビニで買うが手軽でおいしく腹持ちもいい。人それぞれのこだわりや思い出は、きっとあるに違いない。それだけに、イチローが21日深夜の現役引退会見で口にしたおにぎりの話には、心温まる思いがした。

 しかも、元TBSアナウンサーの妻、弓子さん(53)の手作り。イチローは球団本拠地の試合前は必ず、弓子さんのおにぎりを食べたという。米国で通算3089本のヒットを打ったが、おにぎりの数は通算「2800個くらい。3000はいきたかったみたいですね。妻には(今後)ゆっくりしてもらいたい」と弓子さんをねぎらった。

 イチロー夫妻は1999年12月、米ロサンゼルス郊外の名門ゴルフ場で挙式以来、12月で結婚丸20年を迎える。子供はいないが、平均寿命より長生きしている今年18歳になる愛犬のシバイヌの名は、夫妻の名前から1字ずつ取り一弓(いっきゅう)という。「ふらふらですけど、懸命に生きている」と打ち明けた顔のなんと柔和だったことか。

 いつもは孤高の武士のようだったイチロー。それはそれで格好よかったが、さらなる親しみがわいた。桜便りも届き、春の行楽シーズンはすぐそこ。また、おにぎりを作りたくなってきた。(森岡真一郎)

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