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【甘口辛口】便乗で延命図るJOC理事 竹田会長が退くからにはそんなごり押し許されない

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理事会終了後、取材に応じる竹田会長。6月の任期満了で退任を表明した=東京都渋谷区(撮影・納冨康)  ■3月20日 ひとりの人間が長い間、権力の座にいると世の常としていいことはない。日本オリンピック委員会(JOC)会長を2001年から務め10期目という竹田恒和氏(71)が、6月の任期満了で退任する意向を19日の理事会で表明した。来年の東京五輪招致に絡む買収疑惑で、フランス司法当局の捜査対象になっていた。

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 竹田氏が理事長だった東京の招致委員会がシンガポールのコンサルタント会社に支払った2億円超の一部が票の買収に使われたとして、フランス当局は昨年末から正式に捜査を始めた。疑惑報道を受けた1月の記者会見では潔白を主張しただけで7分間で終わらせ、「かえってイメージを悪くした」と不評を買った。

 旧皇族の出身で馬術日本代表として72年ミュンヘン大会など2度五輪に出場経験もある。生まれも育ちも申し分なく対外的に日本スポーツ界の顔としてはうってつけ。そんな竹田氏を担ぎ続けて20年近く。次の会長候補を育てることもせずに、あぐらをかき続けたJOCの体質も問われるのではないか。

 6月に役員改選を控えるJOCには「就任時70歳未満」とした理事の定年がある。規定通りなら竹田氏はこれでお役ご免だが、IOC委員を兼ねており会長職でなくてもJOC理事であればIOC委員に残れる。例外としてIOC委員に限っては定年ルールを見直す“忖度”も働いたが、竹田氏はこちらも辞任するという。

 それはいいとしても、他にも6月に71歳になる理事が数人いて、便乗する形で定年ルールを変え東京五輪まで延命を図る動きもあると聞いた。しかし、竹田氏が会長を退くからには、そんなごり押しも許されない。みこし担ぎもここまでだろう。 (今村忠)

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