【甘口辛口】45歳でも変わらぬ体形、イチローが打席に立つ姿見られるだけでワクワクする - SANSPO.COM(サンスポ)

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【甘口辛口】45歳でも変わらぬ体形、イチローが打席に立つ姿見られるだけでワクワクする

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1995年11月5日、オリックスの優勝パレード。車の背後に担当記者だった自分がいた  ■3月17日 写真部のデスクが「整理してたらこんな写真が出てきましたよ」と見せに来てくれた。神戸市民の拍手と歓声の中を進む赤いオープンカー。助手席にサングラスをかけた仰木彬監督。後部座席で星野伸之選手会長と、22歳のイチロー外野手が手を振る。1995年11月5日、オリックスの優勝パレード。車の背後に担当記者だった自分がいた。

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 秋の日差しの中、同年1月17日の阪神・淡路大震災から復興途上の神戸市内を約2キロ、ゆっくりと歩いた。監督やコーチ、選手に向けた15万人の熱気が頭上から降って来る。何を成し遂げたわけでもないのに、貴重で特別な場所にいられる記者という仕事への感慨がよみがえって、少し元気が出た。

 ブームの渦中では、デスクからの注文はまずイチローありきだった。たとえノーヒットに終わろうが「イチローで何か」。それでいて困った記憶がない。ヒットが出なくても、走攻守のどれかで必ずチームに貢献していて、1試合の中で必ずなにか書くことがある。そういう選手だった。

 3割打てば好打者とされる世界。いい打球が野手の正面に飛ぶこともある。コントロールできるのは、取り組む姿勢。メジャーでも変わらないその姿に感心すると、「そう言ってもらえるのが一番ありがたい」と笑ったのは2006年、仰木さんの殿堂入りパーティーのときだった。

 髪に白いものが混じっても、体形は全く変わらない45歳のイチローが、17日東京ドームに立つ。同じ巨人と相対した96年の日本シリーズは、第1戦の延長十回に決勝ソロを放ち、日本一に輝いた。再現なんて言わない。打席の姿を見られるだけで、こんなにワクワクしている自分がいる。 (親谷誠司)

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