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【甘口辛口】貴景勝の大関昇進「10勝なら」では景気と同じく数字だけの判断

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 ■3月11日 景気は一体、いいのか悪いのか。内閣府が景気動向指数の動きから7日に公表した1月の景気の「基調判断」では、「足踏み」から「下方への局面変化」に修正された。景気動向指数は中国経済の減速などを背景に3カ月連続で悪化している。しかし、政府は「戦後最長の拡大景気」として、緩やかに回復していると言い続けている。

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 どちらも、もっともらしいが、NHKの世論調査(2月13日放送)では「景気回復を実感していない」が66%に対し「実感している」が8%と圧倒的な差が出た。実際に街の人たちの声を集めたテレビのニュースを見ていたら、ある東京都内の商店主は「悪くなる一方だよ」と吐き捨てた。

 そして、こう続けた。「数字だけで景気を判断している感じだ。経済学者や政治家は実際に街に出て庶民の声をひろい上げ、総合的に判断してもらいたい。水戸黄門みたいな行動力がないと景気の実態はわからないのでは…」。なかなか鋭い指摘だったので耳に残っている。

 翻って、10日に始まった大相撲春場所は相変わらずの景気のよさだ。前売り入場券は完売し、懸賞金の申し込みも現在2073本と地方場所最多だった昨年春場所の1825本の更新は確実とか。「稀勢の里引退で心配されたが、ほとんど影響ない。チケットの販売方法などそれなりに努力もしている」と相撲関係者。

 春場所の目玉は貴景勝の大関挑戦。昇進の目安は3場所三役33勝だが、直近2場所で13勝、11勝だから10勝でOK…では景気と同じで数字だけの判断になる。審判部がいうように「内容が大事」。強いのか弱いのかわからない大関は結構で「基調判断」を誤らず強い大関の誕生と願いたい。(今村忠)

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