【甘口辛口】震災から8年…常磐線で続く途切れた点と点を結ぶ作業 - SANSPO.COM(サンスポ)

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【甘口辛口】震災から8年…常磐線で続く途切れた点と点を結ぶ作業

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 ■3月10日 まとまった休みにはのんびり鉄道の旅をしたいと思いながら、実現したためしがない。9日は福岡の筑豊線で、昨年の西日本豪雨で被災し運休していた桂川-原田(はるだ)間20・8キロが運行を再開、約8カ月ぶりに全面復旧した。

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 再開区間は難所の冷水峠を越える一日8往復のローカル線。1両編成の車窓から春を感じながら、折尾駅の100年近く続く名物駅弁かしわめしを広げる日を夢想している。これで豪雨被害により運休しているのは広島県内の芸備線の一部のみ。同線もJR西日本によると今年の秋頃に全線復旧の見通しという。

 今月23日には、東日本大震災の津波のため不通となった岩手県沿岸部を走るJR山田線宮古-釜石間55・4キロが復旧する。第三セクターの三陸鉄道に移管され、同区間に接続する三鉄の「北リアス線」(久慈-宮古)「南リアス線」(釜石-盛)とあわせ、久慈駅から大船渡市の盛駅まで163キロの「リアス線」として全線開通する。

 一般営業は24日からで、久慈から盛まで直通運転する列車は一日に上り3本、下り2本。午前8時5分久慈発の列車は午後0時28分盛着なので、所要時間はおおむね4時間半というところ。乗り通すにしろ、途中で寄り道するにしろ、乗りごたえ十分の旅になるのは間違いない。

 今月7日、JR東日本が20年3月までの運行再開へ向け工事が続く常磐線富岡-浪江間20・8キロの状況を報道陣に公開した。除染と並行しての工事は約7割程度終了。路盤はほぼ完成し、線路の敷設や信号設備の設置などが進む。震災と津波、原発事故で運休してから8年。途切れた点と点を結ぶ作業が日夜続いていることを忘れまい。 (親谷誠司)

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