【甘口辛口】図らずも“下ネタ”で知名度上げたハンド女子世界選手権 行政や選手に負けず協会もPRを - SANSPO.COM(サンスポ)

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【甘口辛口】図らずも“下ネタ”で知名度上げたハンド女子世界選手権 行政や選手に負けず協会もPRを

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撤去された女子ハンドボール世界選手権大会をPRする垂れ幕の図案2種(熊本国際スポーツ大会推進事務局提供)  ■3月6日 いきなり下ネタを振るつもりはないが、『ハードプレイがお好きなあなたに』『手クニシャン、そろってます』にはびっくりした。なんとハンドボール女子世界選手権(11~12月、熊本)PRのキャッチコピーだからだ。風俗店を連想させるような文句で、競技に関する豆知識を書いて市内に掲示した35枚の垂れ幕のうちの2枚だった。

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 さすがに「低俗」「女性蔑視」などとインターネットで批判が拡大。県などでつくる熊本国際スポーツ大会推進事務局が4日までに撤去し、別の垂れ幕に差し替えられた。キャッチコピーは広告代理店が原案を考え、事務局が競技関係者と協議して決めたという。

 ハンドボールは欧州ではサッカーと並ぶ人気スポーツ。世界選手権は24カ国が出場し優勝国には来年の東京五輪出場権が与えられるビッグイベントだが、日本での人気はイマイチだ。熊本は1997年に男子の世界選手権も開かれたハンドボールの盛んな土地柄で、より幅広くファンを取り込もうとして、つい出たオヤジギャグだったようだ。

 「熊本は行政をあげて取り組んでいて頭が下がるほど。PRはプロに任せたのはいいにしても受けを狙いすぎたようだ」と日本協会の清水茂樹事務局長。そして、こうも続けた。「確かに表現は不適切だが、運動能力の塊のような選手たちの激しいコンタクトはラグビー並みである意味、当を得ている」。

 図らずも“下ネタ”で世界選手権開催が世に知られたのも皮肉だが、女子日本代表「おりひめジャパン」の選手たちはファン拡大のためSNSやツイッターで自ら情報発信しているという。地元や選手に負けないよう、協会もPRにもっと力を注ぐべきだろう。 (今村忠)

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