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【甘口辛口】W杯自力出場決めたバスケ男子、開催国枠での五輪出場へFIBAも見直したことだろう

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W杯出場を決め、帰国後の記者会見でポーズをとるバスケットボール男子の日本代表=千葉県成田市  ■2月26日 バスケットボール男子が、来年の東京五輪出場権獲得へ大きく前進した。W杯アジア2次予選(ドーハ)で、カタールに圧勝し2位を確定させて21年ぶりの自力予選突破によるW杯出場を決めた。同時に、国際連盟(FIBA)からまだ承認されていない開催国枠での五輪出場(12カ国)に向け強烈なアピールになった。

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 団体球技では開催国に無条件で出場枠が与えられるが、バスケットボールは別だ。2012年ロンドン五輪ではバスケがマイナーだった英国にFIBAは「世界ランク向上へ積極的な強化推進と具体的成果」など3条件をつきつけた。英国は途絶えていた欧州選手権の出場権獲得など、必死の努力で開催国枠を手にした。

 今回の日本はそれと似ている。06年に地元開催した世界選手権(現W杯)で予選ラウンドを突破できず13億円もの赤字を出した。国内リーグも2リーグに分裂。協会のガバナンスと競技力低迷をFIBAから厳しく批判されたが、16年9月にプロ化でスタートしたBリーグが立て直しの原動力になった。

 国際サッカー連盟(FIFA)の加盟国211に対しFIBAは214と拮抗している。W杯は8月31日開幕(中国)で「サッカー同様、五輪中間年開催だったW杯を今回から五輪前年開催とし出場国も24から32に増やした。サッカーへの対抗心で開催国でも低評価の国には厳しい態度で臨んでいた」と関係者。

 その節目の大会に自力出場と、強化の「具体的成果」を最高の形で見せた。FIBAも「やるじゃないか」と見直したことだろう。開催国枠承認の是非は3月末の中央理事会(コートジボワール)で決まる。サクラは一気に満開になりそうだ。 (今村忠)

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