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【甘口辛口】きっと出てくる…今季引退のA・マリー、最後のウィンブルドンは見逃せない

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 ■2月24日 テニス女子のランキング制度は、男子より2年遅れて1975年に始まった。大坂なおみは歴代26人目の1位。最近10年間は戦国時代で、12人が1位を経験、特に最近3年間は11回も1位が交代している。そんなわけだから大坂さん、1位を守るなんて思わず気楽にいきましょう。

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 男子も73年以降、くしくも女子と同じ26人が1位の座についた。その26人目で、故障により今季限りの引退を発表しているアンディ・マリー(英国)の母ジュディさんが、息子の「復帰」に言及したという外電が届いた。本格復帰できるほど回復したのか。驚いて元ネタのAP電を見直した。

 ジュディさんはスコットランド代表の元コーチで3歳から息子にテニスを教え、コーチも務めた。コメントは「再びプレーするために、彼ができるすべてのことをやると分かっている」。息子の最大限の努力を疑わない一方で、「最も大事なのは、20カ月悩まされた痛みから解放されること」と母の心情を吐露した。

 激しい痛みの元凶は大腿(だいたい)骨と股関節の接合部の損傷。3度にわたる手術で長年の酷使によって傷んだ骨片や軟骨を除去し、金属製に置き換えた。フェデラー、ナダル、ジョコビッチというテニス史に残る3人と戦った壮絶な代償だが、実績は輝かしい。

 英国初の世界1位で、ロンドンとリオの五輪連覇は男女通じて初。英国選手77年ぶりの快挙を含むウィンブルドン2度優勝。2015年にシングルスと兄ジェイミーとのダブルスで奮戦し、英国79年ぶりのデ杯優勝。ここぞの場面の強さが心に響くのだ。現ランキングは223位だが、彼ならきっと出てくる。最後のウィンブルドンを見逃すまい、と思っている。 (親谷誠司)

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