【虎のソナタ】「何とかなる」楽観できる頼もし虎 スーパールーキーに、いっぱいいる助っ人 - SANSPO.COM(サンスポ)

【虎のソナタ】「何とかなる」楽観できる頼もし虎 スーパールーキーに、いっぱいいる助っ人

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 2001試合目の阪神-中日戦も、その歴史に恥じない接戦だった。落合博満監督が竜を率いた頃は、ロースコアになると負けを覚悟したもんだが、最近は不思議なもんでプラス思考でいられる。特にことしは「何とかなるだろう」と楽観でいられる。佐藤輝という類まれなスーパールーキーの存在が大きい。いっぱいいる助っ人たちも頼もしい。

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 ただし、1つ、また1つと、気がかりなことが増えてきているのも事実ではある。

 「先輩! これ、どんなプレーだったと思いますか?」

 1軍戦の試合前のこと。トラ番キャップ・長友孝輔が興味深そうにパソコン画面を眺めていた。若きトラ番・菊地峻太朗が執筆した、藤浪晋太郎が2軍戦で大炎上したことを報じた原稿。長友が“引っかかった”のは、無死満塁で投ゴロを処理した藤浪が本塁へ悪送球-という部分。確かに…。分からないことはすぐに聞こう。オセアンBSに出向いて取材した菊地は困った表情を見せながらも、詳細に解説してくれた。

 「本塁悪送球は、投げた瞬間に『あっ、ダメだ』と叫んでしまいました。一塁側寄りのとんでもない高い球。捕手がジャンプしても絶対に捕れない球でした。どう考えても、投-捕-一の併殺の打球だっだんですが」

 想像以上に悲惨な光景だったようだ。開幕投手が、昔の制球難に逆戻りして、2軍へ落ちて、なかなか結果が残せない。

 「ガンケルの故障などで、先発ローテの穴がポツポツでてきているので、藤浪に戻ってほしいんですが…」

 長友の期待を裏切ってしまった藤浪。密着の菊地に今後の見通しを聞いてみると-。

 「僕は悲観してません。長いイニングで結果が残せていなくても、短いイニングなら分からないです」

 昨日13日付のサンスポ1面、本紙専属評論家・黒田正宏氏の「中継ぎ転向案」に賛同らしい。気長に待ちますか。

 「こちらは藤浪問題以上。ある意味で今シーズンの最大のテーマかもしれません」

 長友がさらに浮かない表情になったのは、FA権を取得した梅野のことだった。

 コメントを読むと「タイガースを愛してます。タイガースに骨を埋めます」という虎党が泣いて喜ぶフレーズは、現時点ではなかった。まあ、FA権というのは、成績が残っていない選手には“どうってことのない権利”だが、成績がいい選手には“最上級の交渉の武器”にもある。当然、手の内はそう簡単に明かさない。

 間違いなく後者に当たる梅ちゃんから、この先も目が離せなくなるシーズンというわけだ。

 5月14日は、タイガース史で忘れられない日であります。

 1997年のこの日、鳴り物入りで入団した超大物助っ人(と言われた)マイク・グリーンウェルが「引退する。神のお告げだ」と謎の言葉を残して去っていった。

 どんなお告げやねん!

 腹が立ったなぁ。当時は助っ人だけが頼りだった。お告げで辞められたらたまったもんじゃない。“あの会見”で、あの年は終わったような気分になった。

 でも、ことしは頼れる助っ人がいっぱいいる。お告げでいなくなることも、絶対にない。

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