【球界ここだけの話(2258)】マー君登場を歓迎 ももクロソングがバンテリンドームで流れた舞台裏 - SANSPO.COM(サンスポ)

【球界ここだけの話(2258)】マー君登場を歓迎 ももクロソングがバンテリンドームで流れた舞台裏

更新

 2680日ぶりに日本のファンの前で実戦に登板した。楽天・田中将大投手(32)=前ヤンキース=が立ったのは、名称を新たにしたバンテリンドームナゴヤのマウンド。3月6日、四回に投手交代がアナウンスされると、楽天ファンだけでなく竜党も含め、360度から拍手が沸き起こった。

<< 下に続く >>

 実は球場内では五回裏開始前に「走れ!」、六回裏前は「ツヨクツヨク」がBGMとして流れた。どちらも歌声の主はアイドルグループ「ももいろクローバーZ」。モノノフ(ももクロファンの通称)として知られるマー君の投球練習を記者席で見つめながら「ひょっとして」と思った。

 やはり偶然ではなかった。発案者は、中日の営業本部イベント推進部に所属する石田裕貴さん。2008~16年まで楽天球団で働いていた経歴を持っている。

 「大スターが帰ってきたわけですから何かできないかな、と。あと、オープン戦とはいえ、これを流せば本気になって投げてくれるんじゃないかと思いまして」

 シーズン中であればイニング間の演出はスポンサー広告などの決まりモノがあり、アレンジを加えることは難しい。粋な演出はオープン戦だからこそ実現した面もある。マー君が名古屋で登板するとの情報をキャッチするやCDショップに走ったといい、石田さんも本気ピッチを引きだそうと本気だった。

 その後押しもあり(?)、マー君は四回に続いて五回も三者凡退に抑えた。六回2死から3連打されて逆転こそ許したが、テレビやスマホの向こうをもワクワクさせる70球。試合後にはももクロソングも「聞こえていましたよ」と振り返ったといい、見事に花を添えた。

 もちろん、マー君だけでなく「ビジターファンも歓迎しようという意味合いもありました」と石田さん。キャンプは異例の無観客開催となり、ホーム開催では今季初の有観客試合だった。チケットも5000枚が完売。球音を楽しもうと足を運んでくれるお客さんへの感謝は、応援する球団のひいきを問わない。一日でも早くコロナ禍で我慢の続く生活とおサラバし、プロ野球界から日本を盛り上げて行くぜっ! とばかりに意気込むファンサービスに今後も注目だ。(須藤佳裕)

PR

×