【虎のソナタ】巣ごもりで備えるキャンプ取材 虎番もPCR検査…漂う緊張感 - SANSPO.COM(サンスポ)

【虎のソナタ】巣ごもりで備えるキャンプ取材 虎番もPCR検査…漂う緊張感

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 あと2日。ハラハラドキドキで検査結果を待つことになります。

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 「25日に検査キットを提出して当日に結果がわかります。いま、風邪の症状も何もありませんが、もし陽性だったら、沖縄にいけなくなる。心配です」

 トラ番最年少の織原祥平です。阪神は一部の選手が沖縄に先乗りして今月28日から宜野座で練習を開始します。織原と1年先輩の原田遼太郎の2人が、この先乗り自主トレから取材することになっていて、トラ番の中で最も早くPCR検査を受けるのです。

 「12月と1月、関西から出ていません。11月末に、都市対抗に出場していたドラフト2位の伊藤将司投手(JR東日本)の取材で東京に出張したのが最後です」

 織原は2カ月ぶりの出張になります。この間、不要不急の外出はいっさいしていません。埼玉への帰省も見送りました。それでも、だから大丈夫とは言えないのが、新型コロナウイルスのやっかいなところ。結果が陰性で沖縄入りできてからも“巣ごもり”の取材生活が続きそうです。

 「去年も織原と一緒に先乗りして、同期入社の写真部の水島啓輔カメラマンと3人で決起集会をしました。今年はそれもできません」

 そう話す原田は、キャンプ前の検査以上に、期間中に沖縄で受ける検査の方を、より心配していました。12球団すべての選手も、キャンプ地で取材する報道陣も、それぞれの球団の練習休日のたびに、検査を受けることになっています。

 「そこで陽性になったら大阪に戻ることもできない。現地で2週間隔離生活になりますから」

 チームで動くトラ番の場合は、一緒に取材している記者も「濃厚接触者」になりかねません。

 「打ち合わせするときも原稿書くときも離れとかなアカン。一緒に外食するなんて無理やな。キャンプの楽しみいうたら、晩飯やのに」

 ベテラン三木建次です。ビヤ樽は沖縄グルメの中で、アグー豚のしゃぶしゃぶが一番のお気に入りで昨年は「1クールに1回」のペースで、原田や織原たちを誘って出かけていました。

 「アグー豚、おいしいですよねえ。今年も食べたかったなぁ」

 「おいしいけど、さすがに4日に1回だと終盤の方は…。でも先輩の誘いは断るに断れなかったし」

 どっちが原田でどっちが織原かは書きません。そんな、例年とは異なる緊張感いっぱいのキャンプ出張ですが、ちょっぴりうれしいこともあります。

 キャンプ地の宜野座にも近い恩納村にあるホテルに、わがサンスポのトラ番たちは宿泊します。ビーチまで約8分。遊びに行くわけでもないのに、連中はもう、きらきらと輝く海が揺れ動く、ホテルの公式ホームページに毎日くぎ付けになっている。ホテル内の食事もおいしそうです。

 「3食、コンビニ弁当を覚悟していたので、ホテルで食べられたらありがたいです」(これは原田です)。数少ない、コロナ禍の中でのいいことでした。

 「食事のメニューをネットで確認してしまった。ジューシー(沖縄料理の炊き込みご飯)とおかずがセットの和食プレートと、オムレツとトーストにハムステーキがついた洋食プレートが選べる。両方ともフルーツとスープに、ドリンクバーとアイスクリームバー付き。うまそうやった」

 これは、言うまでもなくビヤ樽です。

 「バイキングならもっと良かったのになあ」

 そんなことしたら、アンタだけ特別料金とられると思う。

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