阪神、4日にも伊藤隼太に戦力外通告 19年以降1軍出場機会なし - SANSPO.COM(サンスポ)

阪神、4日にも伊藤隼太に戦力外通告 19年以降1軍出場機会なし

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 ハヤタよ、さらば-。阪神・伊藤隼太外野手(31)が来季戦力外となったことが3日、分かった。4日にも通告される。2012年に慶大から生え抜きの主砲候補として鳴り物入りでドラフト1位で入団したが、近年はもっぱら左の代打としての出場で、昨年から1軍出場はなく、タテジマを脱ぐことになった。今後は未定。

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 野球のエリート街道を歩んできたドラフト1位が、タイガースを去ることになった。伊藤隼が来季戦力外。4日にも他の複数人の選手とともに、球団から通告される見通しだ。

 いずれも名門の中京大中京高から慶大に進学。主砲として3年春のリーグ戦でチームを11季ぶりの優勝に導くと、主将を務めた4年春にも2季連続優勝に貢献した。大学日本代表でも4番を務め、大学ナンバーワンスラッガーとして2012年ドラフト1位で阪神に入団した。

 足も速く、守備も堅実。三拍子そろった左の外野手とあって、母校の先輩である高橋由伸(前巨人監督)の再来と呼ばれ、当時の主砲だった金本知憲(前監督)の後継者として期待された。本人も入団会見で「金本選手のようなプロでも長くやって、ひときわ存在感のある選手を目標として、頑張っていきたい」と話していた。

 だが、プロ生活はなかなか波に乗れなかった。1年目こそ開幕1軍をつかみ、新人外野手としては球団で40年ぶりに3月30日の開幕・DeNA戦(京セラ)で「8番・右翼」で出場。9月27日のヤクルト戦(神宮)では初本塁打を満塁弾で飾ってみせた。しかし、外野には金本とマートンという好打者がいたため、出場はわずか22試合にとどまり、打率・148、1本塁打、5打点と数字も残せなかった。

 その後も1軍と2軍を行き来する生活が続き、15年に代打として地位を確立しかけたものの、16年は右肩の負傷で出遅れ。17年に再び代打として台頭し、18年は自己最多の96試合に出場したが、19年以降は1軍出場機会がなかった。

 今年3月には、藤浪や長坂らとともに新型コロナウイルスに感染したことが判明。回復後に行った会見では「申し訳ないというのが率直な気持ちです」と謝罪し「これまで以上に野球に真摯(しんし)に向き合って、その姿勢をプレーで示していくしかない」と話していた。

 だが、今季も外野は近本、サンズ、糸井らが定位置を奪い、代打でも出番なし。若手を積極的に起用する矢野監督の方針からも、1軍に呼ばれることはなかった。ウエスタン・リーグでは46試合に出場し、打率・186、1本塁打、14打点。若手を押しのけて、1軍昇格をつかむほどの活躍を見せられなかった。

 「長いプロ野球生活を送れるように、頑張っていきたい」

 入団会見ではこう話していたが、プロ9年目、本来なら働き盛りの31歳でタテジマを脱ぐことになった。今後は未定。

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