【虎のソナタ】「世代交代」実感するシーズン終盤 タイガース史飾ったスターたちが次々と… - SANSPO.COM(サンスポ)

【虎のソナタ】「世代交代」実感するシーズン終盤 タイガース史飾ったスターたちが次々と…

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試合前練習で能見(手前)と藤川がキャッチボール。虎を支えた2人が去る  グラウンドの外の話題ばかりが注目を集めるようになってきた。藤川、福留に続いて能見までも…。タイガース史を飾ったスターたちが次々とタテジマのユニホームを脱ぐことに。これほど「世代交代」を実感するシーズン終盤も珍しい。ただ、能見の七回の投球を見ると、まだまだやれる、と思うのはワタシだけ?!

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 自ら引退を決断した藤川と、戦力外を通告された福留、能見。違う立場の3人だが、すべての野球人が憧れる甲子園でプレーし続けたことは、最高の思い出になったに違いない。

 阪神タイガースの選手はホント恵まれている。あの甲子園を本拠地にプレーできるんだから。シーズン中の練習も甲子園だ。自主トレも。ほぼ年中、甲子園を自由に使える。

 他球団の選手は、高校時代に春夏の甲子園を経験していても、していなくても、プロ野球選手として踏む初めての甲子園、それだけで興奮する。それが記事になったりする。

 誰もが一度は踏み入れたい、そんな甲子園を、一般のファンでも走り抜けることができる、気の利いたイベントが発表された。「甲子園エンジョイラン」-。開催4年目となる「甲子園リレーラン」をランニングコースなどマイナーチェンジ。普段は入ることができない甲子園球場のグラウンドレベルを走るコースにしたのだ。

 「これ、絶対にいいですよ。三塁側の内野スタンドとアルプススタンドの間から球場内に入って、ファウルゾーンを球場半周。一塁側アルプスの手前から球場外へ。取材で甲子園に入ったことのある僕でも、走りたいです」

 トラ番・原田遼太郎が猛然と勧めてきた。

 確かに、わがサンスポでも、プロ野球担当以外は甲子園に入ったことないだろうからなぁ…と編集局内を見渡すと-。

 いた! あいつは確か甲子園のマウンドにまで上がっているぞ。

 「もう28年前の話ですよ。スポーツ新聞対抗スピードガンコンテストに、サンスポ代表として出場して、2球投げて101キロと99キロでした。最高の思い出で、スピード証明書は、今でも大事に残してます」

 編集局次長・生頼秀基が懐かしそうに記憶の糸をたどっていた。古き良き時代の話。当時は毎年のように、トラ番たちが、甲子園の阪神-巨人の試合前にマウンドにあげてもらっていた。サブデスク・堀啓介も経験者。「うれしいというより、強豪校で甲子園の夢が叶わなかった人に申し訳ない気持ちもありました」と殊勝な感想。みんな、いい思い出。

 「投げ終えて、帰る方向が分からなくなって。それぐらい舞い上がりました」と笑う局次長・生頼も「このイベント、走りたいです」と出走希望だ。

 サンスポ内には高校球児として甲子園に出場経験を持つ猛者もいる。レース部次長・瀬戸聡。1990年夏、和歌山・星林高時代に地方大会を勝ち抜き、甲子園で1勝している。

 「ただ、甲子園2試合で5打数ノーヒット。5タコで、今でもあだ名は『タコ』ですから」

 苦い思い出も、この際、走って吹き飛ばしてみては。

 それにしても-。グラウンドの中の話題が、ランニング大会では…。寒さ身に染む、秋の夜長です。

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