【虎のソナタ】ちょうど1年前に「名手」ラスト甲子園 早く出てこい!鳥谷の後継者 - SANSPO.COM(サンスポ)

【虎のソナタ】ちょうど1年前に「名手」ラスト甲子園 早く出てこい!鳥谷の後継者

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昨年10月1日付のサンスポ(最終版)。奇跡のCS進出で1面・最終面のぶち抜き紙面が完成した  ダントツの12球団最多失策チームだからなぁ…と頭の片隅で自分を慰めてしまった。直後に首を左右に振って、いやいや、厳しく指摘しなくちゃ、と思い直す自分がいた。世界のホームラン王でありソフトバンク会長の王貞治さんも言っていたよな。「プロはミスをしていけない」と。

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 一回無死一塁から遊ゴロ。よし、ゲッツーや! と思った瞬間に小幡がトンネルして一、三塁。その後の二盗のシーンでも、小幡がワンバウンド送球を捕球していればタッチアウトだった。記録に残らないミス。結局、走者が塁上に残り、先制点を失う。相手先発は1点を取るのが大変な大野雄大なのに。

 阪神ファンも、過去10数年の監督も、ショートの守備を心配する必要がなかった。そこへ飛べば、どこへ飛ぶよりもアウトの確率が高い鳥谷敬(現ロッテ)という名手がいたから。

 ちょうど1年前の9月30日は、鳥谷が甲子園でプレーした最後の日。もし、クライマックスシリーズ(CS)を勝ち抜いて、日本シリーズ出場を果たせば、再び甲子園に戻れる-。そんな思いを込めて、10月1日付の1面は「奇跡CS まだ終わらない 虎の鳥谷」という熱~い1面、最終面ブチ抜いた紙面をお届けした。あれから1年。

 勘違いしないでいただきたい。今、鳥谷がいたら…なんて思わないし、残っていても、バリバリ名守備を披露しているとはかぎらないだろう。ただ、何年もずっと鳥谷が守っている間に、後継者って育てられなかったものなのかな…と思ってしまうのだ。台頭してきた小幡はすごく期待が持てる20歳。コロナ大量感染の影響もあって、使ってもらっているこのチャンス、力づくでも定位置を奪ってほしい。

 「withコロナ」の生活スタイルは、もうみんな覚悟はしているんだけれど、トラ番記者たちは、ここにきて、改めて厄介さを実感している。

 また出た。阪神球団内からの新型コロナ陽性者が、ついに9人目。この日は選手ではなくチームスタッフということだが、9人といえば野球ができる人数だ。どこまで増えるのか? タイガースの周辺にコロナが蔓延していることは間違いない。

 しかも、悲しいことに「新規感染者数」が発表されても驚かなかくなってしまった。やっぱりか…という感じ。

 「いつまで続くんでしょうね。10月1日からは、甲子園の収容人数が2万人に膨れ上がる予定なんですよ。お客さんがいっぱい来るのに、肝心の選手の方がドンドン減ってしまったら、シャレにならないですよ」

 そう嘆いたのは、サブキャップ安藤理。元気はない。コロナの記事ばかり書いていたら、気分も晴れないだろう。

 「大石キャップも、ルールがややこしくて、頭を悩ましてますよ」と付け加えてきた。コロナのシーズンの特別ルールとして、この日梅野に代わって2軍落ちした上本は、10日たたずに再昇格ができるという。選手によっていろんな適応ルールがあるから、複雑なのだ。歴代のトラ番キャップの誰も経験したことのない難解なルールと格闘しながら、13連戦の戦いを見据える。ごくろうさま。

 でも、肝心の目の前の試合、何とかしてほしかったよな。

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