【巨人担当・谷川記者の体験リポート】巨人・菅野の“生命線”制球力の礎は公園での「壁当て」 - SANSPO.COM(サンスポ)

【巨人担当・谷川記者の体験リポート】巨人・菅野の“生命線”制球力の礎は公園での「壁当て」

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菅野少年が狙ったのと同じ“壁”を狙う谷川記者。照準はかなり小さい (撮影・中井誠)  開幕戦からの12連勝を達成した巨人・菅野智之投手(30)の“原点”を、元高校球児の巨人担当・谷川直之記者(29)が訪ねた。少年時代の日課で、抜群の制球力の礎となった神奈川・相模原市にある松蔭公園の門柱での「壁当て」を実際にトライしてみた。

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 松蔭公園は木々に囲まれた広場に遊具が並ぶ、ごく普通の公園。菅野投手が球団公式インスタグラムのライブ配信で、小学生時代に毎日ボールを当てていたと明かした「壁」は、実際は高さ120センチ×幅50センチの門柱だった。その奥に、エースが言っていた80メートルほどの林が広がっていた。

 岡山での高校時代は硬式野球部に所属していた29歳の記者は、本紙の草野球チームでは投手。剛速球もキレキレの変化球もないので、制球力が生命線だ。菅野投手のルーツを探ると同時に自身の練習も兼ね、軟球とグラブを手に、いざ挑戦。

 マウンドをイメージした距離から改めて柱を見ると、かなり小さく感じる。右腕からの1投目。いきなり高めに抜け、林の中を30メートルほど転がっていった。拾いに走り、戻ってくるのに45秒もかかった。しんどい。

 2球目は真ん中に当たり、跳ね返ってきた。よし! なんだか普通の壁当てよりも達成感がある。童心に帰って5分間続けてみると、4球に1球は柱を外した。のちに大投手になるとはいえ、簡単に当て続けた小学生がいたというのに…。林へ拾いに走るたびに敗北感に襲われる中、自然と体が安定する投げ方を意識していた。

 柱を外すと球拾いに走らなければいけない“重圧”の中で、開幕12連勝を成し遂げる抜群の制球力の礎を築いたのだろう。記者の草野球はコロナ禍で休止中だが、菅野少年のおかげで貴重な特訓を積むことができた。

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