木浪の“代役”阪神・小幡、がむしゃら初V打!「セーフ信じて」今季4度目マルチ - SANSPO.COM(サンスポ)

木浪の“代役”阪神・小幡、がむしゃら初V打!「セーフ信じて」今季4度目マルチ

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三回、適時内野安打を放つ小幡。必死に一塁を駆け抜けた(撮影・門井聡)  (セ・リーグ、ヤクルト3-9阪神、18回戦、9勝9敗、27日、神宮)必死の形相で一塁ベースを駆け抜けた。一塁塁審が両手を広げたのを見て手をたたいた。阪神・小幡が自慢の快足を生かして、もぎ取った1点は自身初の決勝点だ。

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 「みんながつないでくれて回ってきた打席だったので自分で切りたくなかった。当たりはよくなかったですけど、セーフになることを信じて一生懸命走りました」

 2-2の三回。大山の右前打にボーア、原口の連続四球と先輩たちが満塁を作ったところで打席へ向かった。吉田喜のカットボールに詰まらされるも、高く弾んだ当たりに全力疾走。遊撃への内野安打で決勝打を放った。

 糸原が負傷離脱していた際は8月26日の中日戦(甲子園)から10試合連続スタメンなど出場機会も多かったが、キャプテン復帰後はほとんどがベンチスタート。そんな中、25日に二遊間の糸原がコロナ陽性、木浪が濃厚接触者と同様の扱いで登録抹消となった。思わぬ形で再び出番が回ってきたが、落ち着いていた。

 「先発で出るからにはしっかり思いきってやるだけなので。そこだけは消さないように意識してやっています」

 これまでと変わらない全力プレー。それを心掛けて試合に臨むと七回1死一、二塁では長谷川から中前打。「井上さん(打撃コーチ)に『(1軍に)上がってきて一番いい当たりだな』といじってもらった」という見事なセンター返しで、9月4日の巨人戦(甲子園)以来、今季4度目のマルチ安打を記録した。

 木浪の“代役”として遊撃で3戦連続先発起用した矢野監督は「今は経験積んでどうするか。ある意味、こういう形で試合に出られているので。活躍してくれることに越したことはないけど、先行投資」と笑いながら将来性に大きな期待を込めると、20歳の若虎は少しずつ余裕も見せてきた。

 「少しずつ9回を通して周りが見られるようになってきた。コミュニケーションも自分から少しずつ取れるようになってきた。もっと積極的に取っていきたいです」

 チームのピンチをチャンスに変える。若い力で盛り上げていく。(菊地峻太朗)

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