【球界ここだけの話(2093)】コロナ禍でヤクルトに広がる善意の輪 - SANSPO.COM(サンスポ)

【球界ここだけの話(2093)】コロナ禍でヤクルトに広がる善意の輪

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 善意の輪が広がった。ヤクルトが9月16、17日のDeNA戦(神宮)、20日の広島戦(同)で観戦したファンクラブ会員に北海道・苫前町産「とままえメロン」を1個プレゼントする企画を行った。イースタン・リーグでも9月18-20日の日本ハム3連戦(戸田)で、チケット購入者にメロン1個がプレゼントされた。

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 応募用紙に記入すると後日配送されるという驚きの企画は、池山隆寛2軍監督(54)の善意がきっかけだった。8月下旬、新型コロナウイルスの影響が続く中、北海道留萌市に本社を置く堀松産商を通じて、留萌振興局にスポーツマスク2400枚(185万円相当)を寄付していた。

 同社が東京・渋谷区に出店する苫前町など留萌管内の食材を使った「カフェ ルルル表参道」(9月26日に移転オープン)に足を運んでいた池山2軍監督が「何かできることはないか。留萌の子供たちに早く元気になってほしい」と提案し、同管内の小中学校に配布されたという。

 善意は思いもしない形でつながる。コロナ禍で暗い話題が続く中、池山2軍監督の寄付に感動した同地域のJAは、農林水産省が販売促進を推進する「#元気いただきますプロジェクト」の一環として、「とままえメロン」の魅力を知ってもらおうとメロンのプレゼントを企画したのだという。

 堀松産商の堀松克之代表取締役は「(マスクの寄付は)ご厚意に本当に良いのだろうかと驚いてしまいました。暗い話題が多い中、こういう機会をいただいて、心から感謝しています」と話した。北海道留萌市といえば若松勉元監督(本紙専属評論家)の出身地。北海高野球部の後輩でもある堀松社長は、春の甲子園にも出場している。

 深まる縁と、広がる輪。同社長は「いただいた縁を、これからも大事にしていきたいです」と感謝した。(長崎右)

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