【虎のソナタ】それが阪神ファンの流儀だから 巨人打線見たら…勝てば無視して素直にハシャぐ - SANSPO.COM(サンスポ)

【虎のソナタ】それが阪神ファンの流儀だから 巨人打線見たら…勝てば無視して素直にハシャぐ

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一回、先頭打者弾の近本(左)を出迎える阪神ベンチ  点が入る時は簡単なんもんだ。8月に、ここ東京ドームで3試合連続完封負けした時は、1点取るのが悲願だったのに。

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 勝つときはアッサリ勝てるもんだ。東京ドームで8試合、必死で戦っても勝てなかったのに、近本2発、ボーアもドカン。西勇がスイスイと完封ショー。

 巨人打線を見たら、素直には喜べない…という意見が多いのは知っているが、無視をして素直にハシャぐ。それが阪神ファンの流儀だから。

 「巨人の背中が見えます」なんて言えない状況ではある。さすがに「行けるぞ」「まだまだ」と気軽に原稿に書きづらい状況になってきている。それでも書く。それがトラ番記者の流儀だから。

 どんな状況でも、緊張感を持って伝統の一戦を取材するぞ! 読者にいい原稿を届けるぞ!

 この逆境で気合を入れ直したサンスポのトラ番部隊。東京ドームからサブキャップ安藤理、若手の織原祥平が、生の息遣いを伝えてきた。大阪・難波のサンスポ編集局ではキャップ大石豊佳、ベテラン三木建次が控え、テレビ画面を凝視して、1球たりとも見逃さないぞ、の姿勢だった。

 午後7時。それまで巨人-阪神戦を生中継していたBS日本テレビから地上波の読売テレビ系列にリレー中継。画面が切り替わった。BS日本テレビから流れてきたのは、あの超人気番組「笑点」のテーマソング。ところが、テレビの前の三木記者は、全く気付かない。

 --お~い、トラ番記者が「笑点」見て、何の記事書くんや?

 周囲から指摘を受けてようやく気付いた三木。大慌てでリモコンをガチャガチャ。緊張感なさすぎじゃないのか?

 でも許してやってください。首位巨人と10ゲーム以上引き離されて、たまには、ごくマレに、ほんの一瞬、こういう油断もします。経験豊富で先が見通せる三木編集委員ぐらいのベテランになると、なおさらだ。悪いのは離され過ぎてる阪神なのだから。

 入社3年目、トラ番2年目の織原記者は、こんなシーズンの経験がないので、戸惑い&ショックを受けていた。

 「連敗した16日夜も、仕事が終わってホテルまで歩いて15分の道のり、ずっと悔しくて。このご時世ですから外出もできないので、そのまま寝ようとしたんですが、なかなか寝付けなかったです」

 一方、社内では運動部長・大澤謙一郎が今後の紙面作りも考えて心配顔だ。

 「追い上げてくれることを祈ってるんですが、もしズルズルといくようだったら、11月上旬まで、どうやって紙面展開したらいいのか」

 去年までなら、クライマックスシリーズ(CS)があった。最後まで3位争いが起きたりするから、“消化試合”ってのが存在しないシーズンが、長く続いていた。その舞台が、ことしのセ・リーグに限っては行われない(パ・リーグは1位vs2位でやる)。

 「今から急きょ、CSをやろうって提案するってのはどうですかね? 巨人以外の5球団は賛成ですよね」

 言っても詮ない話だが、大澤部長がそう言いたくなる気持ちも、よ~く分かる。

 例年以上に盛り上がるだろうなぁ、CS進出争いは-。妄想です。

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