【虎のソナタ】聴きたくなかった「ハマのソナタ」 弦楽四重奏とハマ打線の快音が鳴り響く - SANSPO.COM(サンスポ)

【虎のソナタ】聴きたくなかった「ハマのソナタ」 弦楽四重奏とハマ打線の快音が鳴り響く

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横浜スタジアムで試合後に行われたレーザー光線と花火のショー  「ハマのソナタ」を高らかに演奏されてしまいました…。

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 ふむふむ、良い心掛けじゃ。昼間はそう思っていました。プロ野球当番デスク(CD)の白石大地が出社早々、データをチェックして準備を始めていたからです。

 「頭を野球モードに戻しておかないと。浦島太郎状態なんですよ」

 現場記者時代に主にゴルフを担当していた白石は先週、男子ゴルフ「フジサンケイクラシック」の現場キャップとして山梨・富士桜CCに出張していました。編集局に来るのもCD勤務も10日ぶりなのです。

 「巨人に負け越したり、藤川球児投手の引退会見があったり、離れている間にいろいろありましたから」

 手元をのぞいてびっくり。『阪神は今季、引き分けた次の試合は4戦全敗』。『負けたら8月29日以来の勝率5割』。こら、負けるデータばかり準備してどうする。

 「いや、こういうことをまず確認しておけば逆に負けないと思って」

 横浜スタジアムにトラ番キャップ大石豊佳とともに出張している原田遼太郎も、勝ち原稿執筆の心構えは整っていました。「きょうはもう聴きません。きのう、ひと通り見ましたから」。そう言って報告してきたのが、冒頭で書いた「ハマのソナタ(器楽曲)」です。

 今回の3連戦は試合開始が午後5時45分。これは試合後に「横浜スターナイト」というファンサービスをするための繰り上げでした。

 「きれいでした。記者席も含めて球場内が真っ暗になって、レーザー光線が飛び交い、花火が上がって、スタンドでファンの人が青いペンライトを振る中で、神奈川フィルハーモニーのメンバーによる演奏も迫力がありました」

 午後10時を過ぎると周辺住民への配慮で音楽を流すようなことはできません。試合後に演奏ができるように。そのための15分繰り上げです。前日は原田だけでなく、大石も、取材を終えて真っ暗な記者席で会社と原稿の打ち合わせをしながら目と耳を奪われていました。

 「あしたはプロ初先発の斎藤投手だし、彼が楽に試合に入れるように、スカっと勝ってしてほしい。試合開始が早いぶん、原稿が増えても大丈夫ですから」

 この日もセンター方向に6メートルから7メートルの強風が吹いていました。

 「大丈夫です。青柳さんは“ゴロキング”です。内野ゴロに打ち取ってくれます。ホームランが出るのはきのうと一緒で阪神の方です。大石さんが言うように、きょうは阪神がスカっと」

 横浜スタジアムの2人はハーモニーのように声をそろえていたのですが、白石が黒星予防にあえて調べていた負けデータが日の目を見ることになってしまいました。

 ハマスタに登場した神奈川フィルのメンバーは、第一バイオリン2台と第二バイオリン2台にビオラとチェロ、指揮者の計7人。大石と原田はその演奏にこの日は耳を傾けることなく、真っ暗な記者席で原稿を執筆しております。

 弦楽四重奏かあ。ホームランは両チームとも出なかったけれど、DeNAは二塁打が6本。“二塁打二重奏”が一回と五回の2度あって…。神奈川フィルさん、もっと略すると「神フィル」になることだし、3日目のきょうは「トラのソナタ」を演奏してくださいな。

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