【上田二朗 サブマリン斬り】どの球も必死で腕振る阪神・球児「遊び」がない - SANSPO.COM(サンスポ)

【上田二朗 サブマリン斬り】どの球も必死で腕振る阪神・球児「遊び」がない

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八回、DeNA・宮崎敏郎(奥)に適時打を打たれた阪神・藤川球児=横浜スタジアム(撮影・門井聡)  (セ・リーグ、DeNA6-4阪神、10回戦、DeNA5勝4敗1分、10日、横浜)藤川ほどの投手が、開幕から11試合目の登板でまだ一度も三者凡退がない。八回、宮崎の適時打は、おそらくカーブが高めにいって痛打された。

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 藤川の変化球は、きちっと低めに投げた時、コースに投げた時に鋭く変化する。ところが今は高く浮くから変化球が変化しない“棒球”になっている。その結果、真っすぐも生きない。本人が一番現状を理解しているとは思うが。

 表現が正しいかどうか分からないが、今の藤川は「遊び」がないように映る。若手投手のようにどの球も必死で腕を振って投げようとしているように見える。たとえば、ほんの少し抜いて投げてみるとか、球速をほんのわずか変えてみるとか、ちょっとした変化をつけてみてはどうだろうか。

 先発・岩貞は、四回に投手の国吉に打たれたのがすべて。試合には絶対に打たれてはいけない場面があり、そこで細心の注意を払わなければいけない。投手が一番打ちやすい高めの真っすぐを投げて痛打され、4回で降板。中継ぎが苦しんでいる今こそ、先発は少しでも長いイニングを投げることが必要。夏場の先発調整が難しいのは理解するが、集中して投げてもらいたかった。(本紙専属評論家)

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