DeNA・平良、菅野抜いた防御率1位!12球団ただ一人8戦連続QS達成 - SANSPO.COM(サンスポ)

DeNA・平良、菅野抜いた防御率1位!12球団ただ一人8戦連続QS達成

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七回に柴田が一、二塁間の打球を華麗にさばいて併殺を完成させると、平良は満面の笑みを浮かべた(撮影・長尾みなみ)  (セ・リーグ、ヤクルト0-4DeNA、9回戦、DeNA5勝3敗1分、9日、神宮)右のエースだ!! DeNAは9日、ヤクルト9回戦(神宮)に4-0で快勝した。平良拳太郎投手(25)が7回無失点の好投で、12球団でただ一人の8試合連続クオリティースタート(先発で6回以上、自責点3以下)を達成。約1カ月ぶりの3勝目を挙げ、防御率1・72でリーグトップに浮上した。先発陣が安定したチームは、2連勝で今季最多の貯金4とし、首位・巨人に2・5ゲーム差に迫った。

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 両手を高く掲げ、平良はとびきりの笑顔を見せた。七回無死一塁。二塁手・柴田の華麗なプレーで併殺を取ると、続く宮本を二ゴロに仕留めた。7回を4安打無失点。約1カ月ぶりの白星となる3勝目を手にした。

 「試合はつくれていたけど、相手に流れがいってリリーフに託すことが多かったので、きょうはどうにか、後半に粘ることを意識した」

 四回まで無安打投球。7年目の今季、12球団トップとなる8試合連続のクオリティースタート(先発で6回以上、自責点3以下)を達成。防御率1・72は巨人・菅野(1・81)を抜いてリーグトップに躍り出た。

 ヤクルトの4番・村上を無安打(1四球)に封じた。四回、布石を打った。内角を攻め続け、フルカウントからの8球目にスライダーを選択。空振り三振に仕留めた。

 六回。今度はスライダーと逆方向に変化するシンカーで一ゴロに打ち取った。「素晴らしい打者なので、しっかり考えて投げないといけない。結果、いいゴロアウトを取れた」と喜んだ。

 巨人へFA移籍した山口俊(現ブルージェイズ)の人的補償で2017年に入団。昨季まで計11勝(13敗)だった右腕の躍進の秘けつはシンカーにある。

「(右打者に)外一辺倒だと相手にも対応される」。今季は右打者に対し、130キロ台後半の速いシンカーを投げ始めた。すると「ファウルを取れるようになった」。持ち味のスライダーも威力を増した。

 沖縄県北部、今帰仁村(なきじんそん)の北山(ほくざん)高出身。平良が入学した年の新入部員が7人、新人戦には陸上部に助っ人を頼む県立校のチームだったが、3年春の県大会で全6試合に完投して初優勝に貢献。九州大会で選抜大会出場の長崎・創成館戦で16三振を奪い、注目を集めた。3年夏は県大会初戦で敗れ、甲子園出場経験はないが、プロに入って躍進を遂げた。

 南国育ちでも、実は暑さが「あまり好きじゃない」。真夏日が続く現在の暑さ対策は一日3度の水風呂。疲労を回復させる効果があり、さらに「なるべく太陽を浴びないようにしています」と珍対策も披露。「とにかく疲れをためないように、1週間でしっかり回復できることを意識している」と自覚十分だ。

 チームは貯金4。首位・巨人とのゲーム差を2・5に縮めた。先発5投手が3勝以上を記録しており「先輩方がすごい投球をされるので、何とか自分もリズムを乱さないように投げている」。謙虚なウチナーンチュ(沖縄の人)が敵地・神宮のマウンドで輝いた。(浜浦日向)

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