【星野伸之氏×上田雅昭のチェック対談】痛かった阪神・ボーアの走塁ミス…菅野攻略できたはず - SANSPO.COM(サンスポ)

【星野伸之氏×上田雅昭のチェック対談】痛かった阪神・ボーアの走塁ミス…菅野攻略できたはず

更新

二回、一走のボーアが飛び出してアウト。走塁ミスが痛かった(撮影・水島啓輔)  (セ・リーグ、阪神2-7巨人、5回戦、巨人4勝1敗、4日、甲子園)阪神は終わってみればサンズの本塁打による2点だけ。そこまでこの日の巨人・菅野は良かったのか。いえいえ、走塁ミスあり、打ち損じあり、淡泊な攻めあり。虎党にストレスがたまる最悪の展開だ。この怒り、どこにぶつけたらいい? 阪急、オリックス、阪神で通算176勝を挙げた星野伸之氏(54)=本紙専属評論家=に、ファンに成り代わって編集委員・上田雅昭が迫った。

<< 下に続く >>

 上田 六回にサンズの一発が出て、逆転できそうな気配はあったが…。七回、右足に打球が直撃しても続投した菅野の気迫に負けたのかな。

 星野 防御率1点台の超一流の投手ですが、今回に限っては、うまく攻めていれば攻略できたと思いますよ。最大のポイントは二回のボーアの走塁ミスでしょうね。

 上田 呆然やね。1死一塁。木浪はフルカウント。ここで飛び出してしまい、けん制で挟まれてアウト。慌てる必要はない場面だったからなぁ。

 星野 スライダーが抜けていたし、制球も良くなかった。その前の梅野もフルカウントでしたから。投手が一番苦しんでいるときに、走塁死ほどありがたいものはない。

 上田 全体的に、ポンポンと簡単に打っていき過ぎのような。もちろん、好投手だから初球からというのは分かるが。

 星野 その通りです。七回を投げ切って92球という数字が、淡泊さを示しています。もっと食らいついて苦しめないと。たとえば五回。菅野が制球を乱して梅野にストレートの四球。1死後、植田が空振り三振しますが、あの真ん中あたりのスライダーはバットに当てないと。

 上田 捉えられていないというか、打ち損じをしている打者が多いのも気になる。

 星野 その象徴が一回の大山でしょうね。一邪飛に倒れた球は高めのカットボール。ああいう形で打ち損じるケースが、まだ大山には多いですよね。投手は「しまった」と思っているのに、一気に立ち直れる。

 上田 お助け軍団でしたね、阪神は。サンズが1本塁打を含む2安打。次回の打倒菅野に向けては期待が持てそうかな。

 星野 菅野の投球を見て感じたのは、大山、ボーア、梅野、木浪は必死で抑えようとしていました。でも、サンズのときは、警戒しているように見えなかったんです。

 上田 えっ、手を抜いていたの? 必死で投げてきたときの菅野を打てばホンモノか。

 星野 いずれにしてもストレスがたまる試合でした。きょうは藤浪に頑張ってもらいましょう。

試合結果へプロ野球日程へ

PR