コロナ緊急事態のタカ、逃げ切り寸前…大暗転 バレ初8番お目覚め一発もモイネロが浅村に逆転被弾 - SANSPO.COM(サンスポ)

コロナ緊急事態のタカ、逃げ切り寸前…大暗転 バレ初8番お目覚め一発もモイネロが浅村に逆転被弾

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七回にリクエストを申請し、ベンチで判定を待つ工藤監督。チーム内に新型コロナウイルスの感染者が出た後の初めての試合で逆転負けを喫した  (パ・リーグ、楽天7-6ソフトバンク、7回戦、ソフトバンク4勝3敗、4日、楽天生命)危機で目覚めた。試合ができること、試合に出られることが、とにかく大事だった。不振を極め来日10年目にして初めて8番に座ったソフトバンク・バレンティンが、お目覚め弾だ。新型コロナウイルスの影が忍び寄り開催すら危ぶまれた一戦で、豪快8号ソロをかっ飛ばした。

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 「打撃練習の時から、自分の感覚も良かった。ゲームでそのまま結果が出てくれてよかった」

 吹っ切れたように、ノビノビと振り切った。3-1の二回先頭で、弓削が投じた高め変化球を左中間席へ運び去った。

 チームにも自身にも、危機が迫っていた。1日に2軍調整中だった長谷川に新型コロナウイルスの陽性と判定され、2日の西武戦(ペイペイドーム)が中止となったが、前日3日には1軍のチームスタッフにも陽性判定が出ていた。チームは前夜のうちに仙台入りし、この日の一戦に備えたが、この日の午後まで正式に開催はアナウンスされなかった。

 眠れぬ夜を過ごしたに違いない鷹戦士の中で、バレンティンは個人的な危機も迎えていた。開幕を4番で迎えるも、5、6番とジワジワ打順を下げ、試合前時点では打率・185だった。ラインアップに残してくれた工藤監督に報いる必要があった。来日通算1059試合目の出場で“最下位”となる「8番・DH」での先発出場。絶対に結果が欲しかった。六回にも痛烈に左前打を放って、7月14日のオリックス戦(京セラ)以来、17試合ぶりのマルチ安打もマークした。

 コロナ禍で力強く踏み出す一戦。そこで眠れる大砲が目を覚ませば、鷹はまた勢いに乗れるはずだった。しかし、八回にモイネロが浅村に逆転2ランを許すなど3失点。試合前まで防御率0・95を誇った左腕のまさかの乱調で、2位・楽天に6連戦初戦で1ゲーム差に迫られた。

 8番・バレンティンという、まさかの手も繰り出した。未知のウイルスとの戦いも強いられながら戦う2020年は、予想外のことばかりが待ち受ける。

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