【虎のソナタ】エエことしておけば阪神勝たせてくれるかも - SANSPO.COM(サンスポ)

【虎のソナタ】エエことしておけば阪神勝たせてくれるかも

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マツダスタジアムは雨で早々に中止が決まった  熊本の豪雨で大勢の方が被災された。言葉につまる。

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 それで思い出した。球磨川はあまりにも有名な暴れ川なのだ。その流れの田園地帯で巨人のV9監督川上哲治氏は生まれ育った。それでON砲を武器に阪神をコテコテにたたきのめしている頃、一体どんなおっさんなんやと、せめてその原点の匂いを知りたくて熊本・人吉市の球磨川河畔を歩いた。

 「川上哲治の生家」という小さな看板のかかった普通の景色だ。彼は5歳の時に草野球で右肘を痛めて左利きに転向した。父親が商売で失敗、辛酸をなめた。その真面目さを買われて支援者が現れ、熊本の名門濟々黌に入学。当時の野球部には名簿が残っていた。だが、その支援者が倒れて、彼は熊本工に入学するのだ。旧制中学2年でいわゆるライトで8番。甲子園の決勝戦で呉港中のエース藤村冨美男に三振の山。歯が立たなかった。

 後日、川上さんにその時の心境を訪ねてみた。彼はのちに不滅のV9監督としての栄光のガウンをまとうことになるのだ。

 「憂きことをクラゲに語る海鼠(なまこ)

かな、だョ」

 要するにクヨクヨしたって始まらない、行動しろというわけだ。

 そりゃON砲みたいなのがいたらイイですヮなぁなんてノド元に出かかったがいえなかった。

 最近はやっと酸欠打線を脱皮した阪神だが、まだ油断をすると本質性貧打がポロッと顔を出す。

 運動部長大澤謙一郎は早朝マラソンの途中で洗面所にかけこんだら、誰かが携帯電話を忘れていったらしい。誰やねんと思いつつひと汗かいて帰り道にみると、まだその携帯は残ったまんまだ。

 ま、これも何かの功徳やろ。エエことしておけば、神様もどこかで見てはって、阪神を勝たせてくれるかもと警察に届けた。名前も住所も告げずに。おい大澤部長ッ、もし本日7日に阪神が甲子園で巨人に勝ったら、何かサービスしてくれたのかもしれんぞ。もしケチョンケチョンにやられたら、そら大澤部長の欲望がもともとよくないと思うことにするゾ。

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 破天荒なトークショーの景気づけといっちゃなんだが、7日は1979年に当時、売り出し中の掛布雅之が巨人・江川卓と初対決(後楽園)した日なのです。高校時代から同期の両者は運命的なすれ違いを繰り返し、ひのき舞台で初対決を迎え、勝負球に江川はカーブを選んだ。それを掛布が右翼席にホームラン! 以後、江川は掛布への勝負球には、ストレートにこだわったといわれているのです。

 海底深くにいるナマコは人間の餌食となる。海面を漂うクラゲは食われる心配はないのだ。つまり、心配したってはじまらない。ボーアが覚醒した阪神。甲子園でのドラマの幕がやっと開く。楽しもうではないか。

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