ボーア初満弾!阪神が今季最多3発、広島に8点快勝 - SANSPO.COM(サンスポ)

ボーア初満弾!阪神が今季最多3発、広島に8点快勝

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三回、勝ち越しの満塁アーチを放ったボーアはベンチに戻ると“ファイアボール”を連発! 後ろの糸井も笑顔だ(撮影・松永渉平)  (セ・リーグ、広島3-8阪神、2回戦、阪神2勝、5日、マツダ)豪快グランドスラムでスッキリ爽快! 阪神は広島に8-3で快勝。1-1の三回に、ジャスティン・ボーア内野手(32)が右翼へ2号満塁本塁打を放った。満塁での今季チーム初安打で勝ち越しに成功し、今季初の連勝&開幕5カード目で初の勝ち越し。勢いのついた虎が月曜日の6日も勝って、3連勝を決める!!

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 マツダスタジアムの上空に白球が舞い上がる。右翼手・鈴木誠は一歩も動かない。完璧な手応えに、三塁ベースを周ったボーアが右手を突き上げた。今季2号は勝利を決めるグランドスラムだ。ノリノリのB砲は、ベンチに戻ると“ファイアボール”を1回、2回、3回! これがメジャー通算92発のパワーだ。

 「ランナーをかえすのが自分の仕事だから、より一層集中したよ。みんながつないで塁を埋めてくれて、(大山)悠輔もああいう形で後ろに回してくれて。いい流れを続けたかった。ランナーをかえせたときはいつでも気持ちがいいね」

 0-1で迎えた三回。2死満塁から大山の押し出し死球で同点とし、出番がきた。広島の3年目右腕・遠藤に追い込まれてから3球目。129キロチェンジアップを一閃した。試合前時点で、チームの得点圏打率は・183。特に満塁の場面ではことごとく安打が出なかった虎だが、チーム9打席目で待望の初安打が、右翼席中段に突き刺さる特大弾。きれいさっぱり走者を掃除したB砲は、来日1号では封印した決めポーズを、大盤振る舞いで3度も放った。

 開幕18打席無安打を喫したが、6月24日のヤクルト戦(神宮)で初安打を放ってからは、前日4日に初猛打賞など28打数10安打、打率・357。本来の力を出し始めた理由は井上打撃コーチとの“マンツーマン特訓”にあった。「あれはボーアのルーティンで、俺が想定するボールはこの辺だ、というものを思い描いてる」。井上コーチが明かしたのは試合前に行うティー打撃のこと。スタンドの角度や高さ、場所を変えるのが特徴だ。

 「YOU CHOICE」と頼まれ、セッティングするのは井上コーチの役目。「2人のなかでコミュニケーション」と対戦する相手投手の傾向を踏まえ、特に重点的に意識してほしいコースを視覚的にボーアへ伝える-。勝利に不可欠な助っ人の覚醒。不振脱却の陰には井上コーチの献身的な支えがあった。

 勝利を大きく手繰り寄せたグランドスラムに矢野監督は「ホームランはやっぱり大きい。しかも満塁でね」とうなった。ただ、求めるものが大きいからこそ「ホームランの後にヒットが出てない。本当の状態を上げていくっていうところで、もう1本出てくれたら本人も乗っていける」と注文も忘れなかった。

 チームは今季最多の1試合3発で初の連勝。開幕5カード目にして初の勝ち越しを決めた。一気に上昇気流に乗る-。ボーアが力を込めた。

 「ホームで長い試合が続くし、その前に連勝できたのは大きい。この勢いを続けてどんどん頑張っていきたいね」

 借金は1つ減って6。まだまだ借りは返せていない。本領発揮はこれからだ。(原田遼太郎)

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