DeNA、平良が0封!リーグトップの防御率0・95、快投で巨人追撃1・5差 - SANSPO.COM(サンスポ)

DeNA、平良が0封!リーグトップの防御率0・95、快投で巨人追撃1・5差

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サイドスローの平良は多彩な球種で果敢に攻め、ヤクルト打線を無失点に抑えた(撮影・斎藤浩一)  DeNAの高卒7年目右腕、平良拳太郎投手(24)が5日、ヤクルト3回戦(神宮)で自己最長の7回を3安打無失点に封じ、今季2勝目をマーク。強打の燕打線をさらっと抑え、防御率0・95でリーグトップに躍り出た。8-1で快勝したチームは貯金3の2位。首位の巨人を1・5ゲーム差で追う。

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 寡黙な男は静かに、そして大胆にヤクルト打線に立ち向かった。7年目の平良が自己最長の7回を3安打無失点。2勝目を手にした。

 「集中力を切らさずに投げられた。自分の投球ができるように低めを意識して、一人一人に向かっていこうと思いました」

 サイドスローから両コーナーにシンカー、スライダーを投げ分けた。昨季まで通算14打数5安打の打率・357と打ち込まれていた山田哲から2三振。七回2死二塁の場面では好調の西浦をスライダーで三振に仕留め、自己最長だった投球回数(6回2/3)を更新。直球の球速は140キロ台前半ながら8三振の全てを空振りで奪い、防御率0・95でリーグトップに立った。

 2016年オフ。フリーエージェント権を行使して巨人へ移籍した山口俊(現米大リーグ、ブルージェイズ)の人的補償で入団。当時の高田繁GMが「(獲得可能な選手の)リストを見て、ほぼ即決だった。潜在能力が高く、もともとドラフトで獲得しようとしていたけど、先に取られたんだよ」とほれ込んでいた素材だった。

 スライダーが大きな武器だ。特に左打者に対しては外角のボールゾーンから鋭く変化し、体に向かう軌道になる。18年8月に対戦した元同僚の阿部慎之助(現巨人2軍監督)から「スライダーが遠くから曲がってくるように見える」と言われ、自信がついた。

 この宝刀はヤクルトで37勝25セーブを挙げた伊藤智仁氏(現楽天投手チーフコーチ)、巨人で180勝をマークした斎藤雅樹氏の切れ味が理想。1995年生まれの平良は2人の現役時代を知らない。それでも巨人在籍時の2軍監督で、投球フォームが似ている斎藤氏から「横投げだけど、スライダーは手首を寝かせては駄目。立てて投げること」と金言を授かり、磨きをかけた。

 沖縄・今帰仁村(なきじんそん)出身。地元の北山(ほくざん)高時代に甲子園大会への出場経験はない。プロで練習を積み、昨季まで2年連続で5勝だった男が才能を開花させ始めた。

 打っても五回に右前打を放ってソトの満塁本塁打につなげるなど2安打で貢献した。「アンビリーバブルの一言に尽きる。投げるたびに良くなっている」とラミレス監督。2位のチームは首位の巨人を1・5ゲーム差で追う。

 「これからも、こういう投球を続けていきたい」と平良。東、上茶谷らが離脱したベイスターズの投手陣を、急成長した24歳が救う。(湯浅大)

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