【単独インタビュー】秋山、コロナ禍の米国から激動の今を語る - SANSPO.COM(サンスポ)

【単独インタビュー】秋山、コロナ禍の米国から激動の今を語る

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共同生活を送る通訳の自宅でハンバーグを作る秋山。みそ汁も作るとか  【ロサンゼルス3日(日本時間4日)】米大リーグ、レッズの秋山翔吾外野手(31)が電話インタビューに応じた。新型コロナウイルスの感染拡大で開幕が延期となり、当地にあるルーク篠田通訳(23)の自宅で共同生活を送りながら練習を続けている。渡米1年目で難しい局面に接した心境や、打撃フォームの変更などについて語った。

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 --開幕は不透明。現在の練習は

 「内容は特に変わりはない。(開幕から)逆算ができないが、トレーナーにある程度、見通しを立ててもらい、メニューを組んでいる。(ツインズの前田)健太に施設やトレーナーを紹介してもらわなかったら、日本に帰るしか選択肢がなかった。感謝している」

 --オープン戦が休止になるまで10試合に出場し、打率・321(28打数9安打)、0本塁打、1打点。打撃に変化は

 「短い期間で、すり足やノーステップにしたり、足を上げたり。それを2周ぐらいした。そんなとき、ムース(マイク・ムスタカス内野手、通算182本塁打の左打者)の打撃練習をたまたま見る機会があった」

 --気になった点は

 「僕は振り負けたくない潜在意識があり、バットのヘッドが(投手方向に)入り過ぎていた。でも、ムスタカスがこっち(捕手方向)に広げ(傾け)ていた」

 --気づいたことは

 「本塁打も打てる打者が、その位置から振り負けないポイントで打てるなら、僕にとってもベストじゃないかと。腕の位置を変更したことでタイミングが取れ、内角も外角もバットを(スムーズに)出す軌道ができた」

 --西武から海外FA権を行使してメジャー移籍。約1カ月間のキャンプ、オープン戦で印象的な出来事は

 「試合中にけん制でアウトになったとき、(36歳のジョーイ・)ボットに怒られた。日本人的に、次打者へ『ごめん』と言う。でも『グラウンドにいるときは絶対に謝るな。お前はベストのプレーをした。それが失敗になっただけだ』と」

 --この発言をどう受け取ったのか

 「『あれでアウトになるのが、お前のベスト(現時点の実力)だ』と解釈することもできる。だから『もっとレベルを上げたろ! 俺のベストはこんなもんじゃねぇぞ!!』と思った」

 --ボットはレッズの生え抜きで、通算284本塁打の一塁手。守備面の助言もあったそうで

 「『中堅手として、もっと主張しろ。中堅手は(外野手の)キング。自分が捕ると思ったら、(周囲の選手に)ぶつかってでも、お前が捕るんだ』と」

 --中堅手を務めた西武時代は

 「左翼、右翼の選手は足が速くて守備範囲も広かった。僕は、ぶつからないことを最優先にした。すると全然、捕りにいけなくなり、下手になっていると感じた。(他の野手に対して)『どけ!』という思いはこの何年かはなく、それを久々に思い出した。メジャーに来てから、もう1回、守備がよくなると思う」

 --ロサンゼルスにあるルーク篠田通訳の自宅で共同生活。家族はレッズの本拠地があるシンシナティに滞在。楽しみは

 「料理を作ることくらい。もともと、趣味はない」

 --料理ですか

 「テレビの料理番組に引き付けられるようになった。3分クッキング(日本テレビ系のキユーピー3分クッキング)がどれだけ、主婦を助けているかが分かる。『うまい!!』と言われたときは、うれしさがある。ルークには、もうちょっと感情を出してほしい」

 --主婦目線ですね。今の生活は

 「野球ができないから充実しているとは言えないけど、(料理などを含め)新たな自分と出会っている。トレーニングは月曜日から金曜日まで。お酒を飲む日は(休日前の)金曜日の夜と土曜日の夜だけ。メリハリはつけている」

★LAで練習、一日3時間…“開幕”に備え

 アリゾナ州にある球団の練習施設が使用不可となったことを受け、秋山は親交のある前田に紹介されたロサンゼルスの施設で練習を続けている。「この1カ月間はオフのように筋力を鍛える。その後はキャンプ再開を意識する」。月曜から金曜まで、練習時間は一日約3時間。筋トレと有酸素運動を交互に行って鍛えるサーキットトレーニングやキャッチボール、ティー打撃などを行っている。

★メジャーリーグの開幕は不透明

 新型コロナウイルスの急激な感染拡大を受け、大リーグの開幕日は3月26日(日本時間27日)から延期された後、めどが立たない状況が続いている。米メディアは3月下旬、開幕日の候補に独立記念日の7月4日(同5日)が挙がっていることを伝えた。米国内の感染者数は4月3日(同4日)の時点で27万人を超え、世界で最も多い。

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