【梅ちゃん先生】今は、個人の都合や私利私欲を主張している場合ではない - SANSPO.COM(サンスポ)

【梅ちゃん先生】今は、個人の都合や私利私欲を主張している場合ではない

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無観客で行われた8日の阪神-巨人戦(甲子園)。球音は響くが、やはり寂しい  サンスポの直撃インタビュアーとしてもおなじみで、追手門学院大学客員教授のフリーアナウンサー、梅田淳氏(59)のコラム「梅ちゃん先生」(月1回予定)。今回は世界中で猛威をふるう新型コロナウイルスについて。「今は個人の都合や私利私欲を主張している場合ではない」と強く話した。

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 見えざる敵との戦い! 苦渋の決断!

 突然だが、私は戦争体験世代ではない。だから当時の厳しい状況は分からない。しかし今日本が置かれている状況は、戦時下に於いて国が発動した1938年の「国家総動員法」の様な措置が必要で、その数年後、11歳の少女が唱えた「ほしがりません勝つまでは」の精神を求められてるのではないのか? とすら感じている。戦争を引き合いにする事は極端かもしれないが、そんな戦いが今日本に求められている。しかも相手は「見えざる敵」であり、既に地球的な規模で拡大しつつある!

 だから今は、個人の都合や私利私欲を主張している場合ではないと思う。私自身も2月から3月にかけてのイベントはいくつも中止になった。高校野球の選抜大会が中止になり、プロ野球の無観客試合で改めて感じるリアルな音の世界に少なからず違和感を抱きながら待つ開幕日…やむを得まい。

 このコラムとの関連で言えば、我が追手門学院大学の入学式も中止になった。小中高校は休校を余儀なくされ、卒業式は中止だ、縮小だ、などのニュースを目にする度に思わずため息が漏れる。これから日本を支えてゆく若人達の思い出を奪った上に、感染症の専門家に言わせると「今一番注意してもらいたいのは若者の行動なんです! 本人に自覚症状がなく、感染したまま行動する事でクラスターを発生させる可能性が…」。

 なんとこのウイルスは、病気を拡散させる兵隊として若者の身体を利用する、憎むべきウイルスなのである。なんとしてもこの未知のウイルスとの戦いに勝たなければ…その為には我々が若者に正しいメッセージを発信し協力を求める事! 賢者が知恵を絞り医療を整え、新薬を開発する事! そして今何より必要なのは、この国を強く統率するリーダーシップだ!

 そのための犠牲は全国民が払うべきで、今後やむを得ず「苦渋の決断」を迫られる場面がやってくる。覚悟を試される時は刻一刻と迫っている。

梅田 淳(うめだ・じゅん)

 1961(昭和36)年1月10日、岐阜市生まれ、59歳。日大芸術学部を卒業後、83年に関西テレビ入社。ハイテンションのアナウンサーとして人気に。2003年には阪神優勝の実況を務めた。04年3月末に関西テレビを退社。現在はカンテレ報道ランナー「おしゃべりスタジアム」などバラエティー番組や、スポーツリポーターなどで活躍。

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