【星野伸之 緩急自在】力で抑え込まず…日本向き阪神・ガンケル - SANSPO.COM(サンスポ)

【星野伸之 緩急自在】力で抑え込まず…日本向き阪神・ガンケル

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先発の阪神・ガンケル=コザしんきんスタジアム(撮影・門井聡)  (オープン戦、広島14-2阪神、23日、沖縄・コザ)ガンケルが開幕オーダーに近い広島打線相手に完ぺきな投球。開幕ローテ候補に間違いなく入ってくるだろう。

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 注目したいのは真っすぐ、ツーシームともに146キロ前後で、時折、真っすぐより球速のあるツーシームを投げていた。これは球に指が掛かっている証拠。スライダーを含めて低めに制球されていて、打者10人中ゴロアウトが6個。普段は力で抑え込もうとしない、日本の野球向きの考え方の持ち主なのだろう。

 一方でここ一番での強気な攻め方も披露してくれた。唯一のフライアウトは二回の鈴木誠(一邪飛)。強打者に対して追い込んでから最後は内角で詰まらせた。攻めの多彩さは「勝てる投手」の大事な要素。長い回を投げられるスタミナがどれだけあるのか、判断する必要はあるが、勝ち星を稼げそうなタイプだ。

 藤浪は、抜け球がなかったことを評価してあげたいが、やはり右打者を迎えてどう攻めるか。この日は外角一辺倒。となると、スライダーの精度を上げないと抑えるのは難しい。当たり前のことだが、1つ1つクリアしていくしかない。もう少し時間がかかりそうだ。

 能見に関してはキャンプ中に投げ込んできた疲れがあったのか、この日は球威がなさすぎ。判断材料にはならない。 (サンケイスポーツ専属評論家)

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