虎の歴史変える!阪神・近本、最強2番の誕生予感ダ~ン 西勇撃ち今キャンプはや2号 - SANSPO.COM(サンスポ)

虎の歴史変える!阪神・近本、最強2番の誕生予感ダ~ン 西勇撃ち今キャンプはや2号

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近本が一回、西勇から先制パンチ! 最強2番や!(撮影・宮沢宗士郎)  阪神春季キャンプ(18日、沖縄・宜野座)虎に革命起こす! 阪神・近本光司外野手(25)が18日、紅白戦に「2番・中堅」で先発出場し、一回、今キャンプ2本目となるアーチを放った。自慢の脚力に加え、パワーも文句なし。虎史上最強、いや、日本球界の常識を覆す2番打者が誕生しそうだ!

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 最高気温15度と、肌寒いうえに分厚い雲が覆った宜野座に明るい光が差し込んだ。近本が、またまたパワーで魅せた。虎史上最強の2番へ、歩み始めた瞬間でもあった。

 「ファウルはなくそうと思っていた。ストレートを(一発で)しっかりと、とらえられました」

 一回。先頭・木浪が倒れた直後だった。試合後に矢野監督が今季の開幕投手を任せることを明言した西勇の高めの135キロ直球を一閃。打った瞬間、それとわかる打球はグングンと伸びて右翼芝生席に突き刺さった。

 「うまく脱力(打法)で打てました。ただ、2打席目(二直)と3打席目(空振り三振)はフルスイングというか、力が入りすぎました」

 昨季159安打でセ・リーグの新人安打記録を樹立。長嶋茂雄を抜いた男の2年目のテーマはいかに力を抜いて打球を遠くに飛ばすか、だ。六回には一、二塁間を痛烈なゴロで破る右前打にも「うまく打球が上がらなかった」とホームラン打者顔負けの発言だった。

 「芯でとらえたらホームランになる部分(力)は持っている」。矢野監督は改めてパワーがあることを強調した。新2番に定める指揮官が求めているのは足の速い左打者だ。走者を進めるバントや進塁打を打つのではなく、長打もあれば、その期待以上となる。

 近本は昨年、開幕前にアーチなしだったが、9日の日本ハム戦(宜野座)に続く、はや2発目。今キャンプ中の実戦6試合目で打率・412(17打数7安打)、2本塁打、8打点。ヒットがすべて右方向だと問われても「僕はもともと、そういう打球の打者です」と平然としていた。

 最近の阪神では和田豊、赤星憲広、平野恵一、大和(現DeNA)…。小技が得意な職人型が多かった。1998年には「打って打って打ちまくりまっせ」と宣言した吉田義男監督が開幕2番に桧山進次郎を指名したが3試合でとん挫したこともあった。近年、米大リーグでは2番に強打者を置くのが主流。日本でも巨人の坂本や、DeNAの筒香(現米大リーグ、レイズ)ら旋風が吹くが、阪神だけは昭和の2番像が残っている。

 昨季36盗塁でタイトルに輝いた足に一発が加われば球界の常識を覆すことができる2番になる。

 「調子はよくないわけじゃないけど、悪いわけでもない。キャンプも実戦が続いて練習できる時間も少ないが、試合後とかに(打ち込みなどの)練習をやっていきたい」

 一日キャプテンを務めたこの日も、球場を離れたのは最後。午後6時前だった。2年目の今季は史上最強で最恐の2番になる。甘い球がくればドカーーン! 近本が虎の歴史を変えてみせる。 (三木建次)

近本について阪神・井上打撃コーチ「1年目の昨年、あれだけ結果を残したが、それにおごることなく、練習のときから、自分なりに、いろいろ考えながら取り組んでいる。彼に2年目のジンクスはないだろう」

★’71藤田平が2桁弾

 近本は昨季9本塁打。1番で8発、途中出場で1発だった。阪神の2番で2桁本塁打を放てば1971年の藤田平(29試合で10発)以来。

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