高津ヤクルト、ノムさん好みの1-0で初白星!石川がライアンが6投手零封リレー - SANSPO.COM(サンスポ)

高津ヤクルト、ノムさん好みの1-0で初白星!石川がライアンが6投手零封リレー

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高津新監督は投手陣の好投で“初白星”を飾り、コーチらと握手を交わした (撮影・長尾みなみ)  春季キャンプ練習試合(18日、ヤクルト1-0DeNA、沖縄・浦添)ヤクルトは18日、DeNAとの練習試合(浦添)に1-0で勝ち、高津臣吾新監督(51)が2度目の采配で初白星を手にした。昨季、12球団ワーストのチーム防御率(4.78)だった投手陣が6人で零封リレー。11日に死去した野村克也さん(享年84)が低迷するチームに求めたスコアで、課題克服への第一歩を踏み出した。

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 冷たい風が吹いた沖縄・浦添で、高津監督が白い歯をのぞかせた。DeNAとの練習試合に1-0で勝ち、コーチらと握手。自身の初勝利に「実感が湧かないね」と笑みを浮かべた後、投手陣をたたえた。

 「投手が、あれぐらいの投球をしてくれたら勝つ確率も高くなる。各投手が持ち味を出し、しっかりと守ることもできた。昨年はなかなか、うまくいかなかった守りがよくできた試合でした」

 チームにとっては2勝目。新監督は12日、東京都内にある野村さんの自宅を弔問したために練習試合(対韓国サムスン)を欠席。2度目の采配で初白星を飾った。

 最下位に沈んだ昨季は投手陣が低迷。チーム防御率4・78は12球団ワーストだった。青木や山田哲、村上を擁する打線は強力。日米通算313セーブを挙げた新監督が投手陣の再建に着手している中で、この日は6投手が好投。ソトやロペスが並んだDeNAの強力打線に得点を許さなかった。

 先陣を切ったのは開幕投手候補の石川。40歳の左腕は今季初の実戦で2回を2安打無失点に抑えた。「狙ったところに投げられた。走者をためてもかえさないことが大事。この時期でもゼロが一番」と3年ぶり9度目の大役をアピール。もう一人の候補、小川は2番手で2回を無安打無失点。こちらも2年連続5度目の座を狙う。

 3月20日の開幕戦(対阪神、神宮)の先発は両投手の争いだ。高津監督は「(2人が)候補であることは間違いないし、彼らも意識していると思う。何も決めていないけど、競い合って、その座をつかんでほしい」と期待。託す条件には「シーズンをフルに働き、チームを引っ張ってくれる投手」を挙げた。

 『1-0の勝利』。野村さんが生前、低迷するチームの目標に掲げたスコアだ。「野球は投手。0点に抑えれば負けることはない」が持論。2017年7月13日付の『ノムラの考え』でも、当時最下位のヤクルトに「苦しいときこそ、1-0で守り勝つ野球を追求しなくてはならない。投手陣の整備に全精力を注ぐべきである」と提言した。

 高津監督は就任1年目のシーズンを前に「野村監督の素晴らしい野球を継承して、ヤクルトの伝統を守りつつ、頑張っていかないといけない」と亡き恩師に誓っていた。この日は練習試合とはいえ“野村野球”を体現した。

 零封リレーでつかんだ初勝利。15年以来5年ぶりの優勝へ。高津ヤクルトが逆襲への道のりを歩む。 (赤尾裕希)

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