阪神・サンズ、燃ゆ!助っ人が超異例の休日返上朝練 - SANSPO.COM(サンスポ)

阪神・サンズ、燃ゆ!助っ人が超異例の休日返上朝練

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午前中に休日返上トレを行ったサンズ。ウエートトレと説明したが、手にはバットも…(撮影・松永●(=渉の歩の「、」を取る)平)  阪神春季キャンプ(17日、沖縄・宜野座)ヤル気も危機感もたっぷり! 阪神の新外国人、ジェリー・サンズ外野手(32)が休日の17日、読谷村内のチーム宿舎に隣接する練習場で休日返上トレーニングを行った。故障などをしていない外国人選手がキャンプのオフに練習するのは超異例だ。ここまで実戦2試合で4打席無安打(2四死球)。1軍外国人枠「4」を巡る競争が激しくなるなか、休まず体を動かして状態を上げていく!!

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 早起きは三文の徳-。“朝活”を終えたサンズが額に大粒の汗を垂らしながらウエートルームから姿を見せた。助っ人では、超異例の休日返上トレ。あふれんばかりの気合を行動で示した。

 「自分のスケジュールの中で、やらなければならない時はしっかりやっている。特に朝にトレーニングするのが好き。朝にしっかりやって、その後の時間を有意義に過ごせるようにと思っているんだ。練習後の疲れた状態でやるより、朝のコンディションがいいときにやった方がためになるかなというのもあってね」

 オフの1分1秒も無駄にしない。午前9時頃から、宿舎に隣接する室内練習場へ。「今は重さというより、数をこなしていく形」とウエートを中心に汗を流したと明かしたが、その手にはバットも握られていた。

 入団会見で「松坂さんもすごいトレーニングをして、すごく投げていたよね」と米大リーグでも活躍した松坂(西武)の名前を挙げ、練習の虫になると予告していたが、まさに有言実行。“大和魂”を体現した。

 外国人選手がキャンプ休日に練習を行うのは非常に珍しい。阪神では2年前の2月9日にロサリオが行ったが、これは肩肘の不安で前日にスローイングを行わなかった分の「調整」。近年を振り返っても、体に不安がない中で休日返上した例はほとんどない。

 少しでも状態を上げ、実戦でアピールしたい決意の表れでもある。15日の広島戦、16日の楽天戦(ともに宜野座)と2試合にスタメン出場も、4打席で快音なし。18日の紅白戦はボーアとともに出場しない方向だが、2年目のマルテが、ついに初実戦に臨む。

 沖縄にいる助っ人7人に対し、1軍の外国人枠は4。現状では4番候補のボーアと、“ポスト・ジョンソン”のエドワーズが有力と見られる。残り2枠。前日の楽天戦で好投した先発ガンケルの評価が急上昇していることもあり、サンズもうかうかしていられない。

 矢野監督は「(実戦)1個、1個が判断材料。その中で全員が1軍にいられるわけはない。ポジションだって、スタメンで出るには9つしかないんで。どの試合でも判断していかないといけない」と強調した。キャンプも第4クールに突入。「3・20」開幕に向け、競争もさらに激化する。枠というルールがある助っ人陣は、なおさらだ。

 練習を終えたサンズは、13日に合流したシーツ駐米スカウトから金言を授かったことも明かした。「どういう風に調整するか、春のキャンプをどう過ごしていけばいいか、相手チームの投手がどのように攻めてくるかも聞いた。球場以外でもどう過ごしていけばいいのかを教えてもらったよ」。危機感とともにアクセルを踏む。太陽のような輝きを放ち、将のハートを射止める。 (織原祥平)

★阪神助っ人のキャンプでの休日返上

 18年のロサリオの他では、15年のゴメスは、来日が2月8日にずれ込んだ影響で、キャンプ休日だった10日に打撃練習などを行った。16年のヘイグは、左脇腹痛での離脱から再合流を目指して、2月19日の休日に打って守ってとアピール。またキャンプ中ではないが、10年のマートン(1年目)はキャンプイン前日の1月31日、志願の打撃練習を行い、異例の行動で優良助っ人を予感させた。

ジェリー・サンズ(Jerry Sands)

 1987年9月28日生まれ、32歳。米国ニューヨーク州出身。2008年D25巡目でドジャース入り。11年4月18日のブレーブス戦でメジャーデビュー。12年にレッドソックスを経てパイレーツへ。レイズなどを経て18年8月に韓国ネクセンへ。19年は韓国キウムで113打点を挙げ、最多打点。メジャー通算156試合で打率・238、10本塁打、57打点。韓国通算164試合で打率・306、40本塁打、150打点。193センチ、102キロ。右投げ右打ち。年俸110万ドル(約1億2000万円)。背番号「52」

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