高津ヤクルトに“古田コーチ”が直接指導!ノムさん愛弟子“共闘” - SANSPO.COM(サンスポ)

高津ヤクルトに“古田コーチ”が直接指導!ノムさん愛弟子“共闘”

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古田氏(右)が中山(左)らに実演指導。野村イズムを伝えた (撮影・長尾みなみ)  春季キャンプ練習試合(16日、ヤクルト-日本ハム=雨天中止、沖縄・浦添)ヤクルトは16日、沖縄・浦添市の「ANA BALL PARK 浦添」での日本ハムとの練習試合が雨天中止となり、室内練習場などで練習を行った。高津臣吾監督(51)は、球団OBで元監督の古田敦也氏(54)=野球評論家=と“タッグ”を結成。古田氏が臨時コーチさながらに中山翔太外野手(23)らを直接指導した。11日に虚血性心不全で死去した野村克也さん(享年84)の薫陶を受けたまな弟子が、“野村イズム”を注入した。

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 浦添の地に、試合の中止を告げる雨音が響いた。しかし、室内練習場は熱気にあふれていた。球団OBの古田氏は高津監督と言葉を交わすと、2年目外野手の中山、7年目内野手の西浦らに直接指導を開始した。

 「もしかしたら、何かのヒントになるかもしれない。(選手も)いろいろなアイデアを持っていると思うので、その中の一つに入れてトライしてもらえれば」

 自らバットを持って実演。中山には外角球の打ち方、西浦には内角球のさばき方を伝授した。時間にして15分ほどだったが、プロ2年目の1991年に打率・340で野村さん以来、捕手として史上2人目の首位打者に輝いた大先輩の“教え”は貴重なもの。ソフトバンクに移籍したバレンティンに代わる主軸候補に期待される中山は「ためになります。引き出しにしていきたい」と充実の表情を浮かべた。

 選択肢を選手に与え、引き出しをつくる-。まさに“ノムラの考え”と共通するものだ。「野村監督は『再生工場』とよく言われますけど、選手にアイデアを出すんですよね。『お前がプロで生きていくためにはこうあるべきだ』というね。若い頃は迷うのでビシッと言ってくれる。懐かしいですね」と、野村ID野球の申し子と呼ばれた元名捕手は述懐した。

 高津監督と古田氏。野村監督時代にバッテリーを組み、90年代のヤクルト黄金期を支えた2人だ。テレビの仕事でキャンプ地を訪れた古田氏が“戦友”のために一肌脱いだ形。練習前、献花台に花を手向けた高津監督も「野村監督から難しい問題を出題され、古田さんと一緒に答えを出そうと知恵を出し合ったのはいい思い出。難しい野球があったから今がある」と当時を振り返った。

 古田氏は、高津ヤクルトについて「昨年の成績から見ると弱いチーム」とあえて辛口に評しながら「明るい性格なので、若い選手とともに頑張ってほしい」と期待した。脈々と受け継がれる“野村イズム”が、新たな黄金期への道を照らす。(赤尾裕希)

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